劇場版『空の境界』脚本家が、原発事故から3年の福島を描くラジオドラマ

劇場版『空の境界』脚本家が、原発事故から3年の福島を描くラジオドラマ
劇場版『空の境界』脚本家が、原発事故から3年の福島を描くラジオドラマ

『同じ空の下』イラスト:スカイエマ/画像は公式サイトより

NHKは、11月8日(土)にNHK-FMの番組・FMシアターにて、原発事故から3年が経った福島県を舞台に、ドラマ『新・警視庁捜査一課9係』やアニメ『劇場版 空の境界』などで知られる脚本家・平松正樹さんによるラジオドラマ『同じ空の下』を放送する。

3.11から3年…

このラジオドラマは、東日本大震災の発生以来、福島県で取材を続けてきたNHKスタッフと平松さんが制作した、ひと夏の青春物語。

原発事故後の3年間を福島県で生きてきた男子高校生の2人と、東京から放送部の取材のためにやって来た女子高校生のすれ違いと葛藤を描き、福島県の「今」をあぶり出す。

男子高校生の桜井陽介役を、大河ドラマ『八重の桜』や映画『アウトレイジ』などに出演した俳優の柄本時生さん、陽介の幼なじみであるもう1人の猪狩晃司役を、映画『貞子3D2』に出演した山口翼さんが務める。

そして、陽介の友人で放送部の羽生千晶役を、映画『陽だまりの彼女』やアニメ『GJ部』で声優をつとめた葵わかなさんが、ラジオドラマ初主演として担当する。

同じ空の下で生きているのに、道端に設置された放射能測定器の数値の意味がわからない自分と、わかる福島の人たちの間には大きな隔たりがある。その感覚の違いを描くことで「福島の今」を浮き彫りにできるのではないか。震災や原発事故をひと事ではなく、同じ時代を生きる自分自身のこととして考えられるのではないか。そう思いました。
同時に、どんなに今が困難でも、夢や希望を持って福島で生きている人々の姿を伝えたい。そんな思いを込めて、脚本を書きました。平松さんのコメント抜粋

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