アートコレクティブ・チームラボが10月30日(金)、米国初となる常設ミュージアムを、カリフォルニア州アナハイムに開設する計画を発表した。
開業は2030年を予定。延床面積は約1万平方メートル(約11万平方フィート)に及ぶ。建設地は、南カリフォルニアで開発が進む約100エーカーの大型複合街区「OCVIBE」。
スポーツや音楽、飲食、商業施設、住宅、公園などを一体化した都市開発の中で、チームラボのミュージアムは文化・アート領域の中核施設として位置付けられる。
チームラボ、米国初の常設ミュージアムをアナハイムに
新施設の仮称は「teamLab Museum Anaheim」。チームラボにとって、米国初の常設ミュージアムとなる。
延床面積は約1万平方メートル。チームラボによる没入型のアート体験を中心に設計される。

「teamLab Museum Anaheim」
チームラボ代表の猪子寿之さんは、今回の計画について「北米で初めてとなるチームラボの大型のミュージアム」をアナハイムに開設できることへの喜びをコメント。
スポーツや音楽、文化が交差するOCVIBEという場所で、人々が同じ空間に身を置き、身体を通して作品や世界とつながる体験を生み出したいとしている。
建築デザインを手がけるのは米国のデザイン事務所・smith-clementi。統括設計は米国の建築/設計会社LPAが担当。作品展示についてはチームラボと協働する。
没入型ギャラリーの性質から、内部はほとんど窓のない空間となる予定。外観は、内部の暗い空間を覆う「煌めく外装(クローク)」として構想されている。
自然界のフォルムから着想した立体的な外観を採用し、太陽光や見る角度、時間帯によって表情が変化する建築を目指す。
50億ドル規模の都市開発「OCVIBE」の中核施設に
「OCVIBE」は、カリフォルニア州オレンジカウンティのアナハイムで建設が進められている大型複合街区。
約100エーカー(東京ドーム約8.5個分)の敷地を、スポーツ、音楽、エンターテインメント、飲食、ショッピング、住宅、宿泊施設、公共空間などが集まる街区へと再開発するプロジェクトだ。

「OCVIBE」
米国の巨大半導体・IT企業であるブロードコム(Broadcom Inc.)の共同創業者ヘンリ・サミュエリ(Henry Samueli)と、その妻スーザン・サミュエリ(Susan Samueli)を中心とするサミュエリ・ファミリーが、50億ドルを拠出。全額民間資金で開発を進めている。
街区全体のグランドオープンは2033年を予定している。
プロジェクトの第1フェーズは2027年から始動。2027年3月には約5000人を収容するコンサートホール、その後には約4600平方メートルのマーケットホール「Katella Commons」などが開業する。
「OCVIBE」ではアートを単なる建築物の装飾としてではなく、街区そのものを構成する体験の中心として位置付けている。
チームラボのミュージアムもその一環として、周辺の飲食店やライブ会場、公園、パブリックアートなどと連動する施設になる予定だ。
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建築家、生物学者、哲学者など、各分野の第一人者たちがチームラボの展示を観て、チームラボと語らい、論考を寄せた、チームラボのアートをあらゆる方面からひもとく論考集。
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