水曜日のカンパネラ・詩羽×VTuber・赤見かるび──リアルとバーチャルが交錯
ハッピーな雰囲気が充満する会場に「Here Comes A New Challenger」のアラームが鳴り響き、異様な緊張感が広がっていく。
橘ひなのさんとKAWAII CLUBさんが「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」を歌い始めたところで、2人の間を割って入ってきたのは春麗だ。
![「X VORDER RUNWAY」ライブフォト[13]](https://img.kai-you.net/storage/2026/10/58a3ced0-f147-464d-a094-c2078695f7f7/main/xborder8.webp)
「X VORDER RUNWAY」ライブフォト
他のアーティストたちとは一線を画すグレーを基調としたドレスは、シンプルな色合いであるがゆえに、カンフーの達人たる彼女のマッシブな体躯をより強調。その肉体美でもって、ファッションショーとしての多様性を拡張するという離れ業をやってのける。
ウォーキングもパワフルで、2人の歌声が響く中、演舞を披露する様はどこか神聖さすら感じるほどだ。
力強い歩みでランウェイをあとにしたかと思えば、後半ではステージ脇から登場し、必殺技の百裂脚やスピニングバードキックを連続で繰り出していく。目の前で必殺技が炸裂するたびにフロアからは大歓声が起き、一つ前の全開アイドルステージとは180度異なりながらも、確かな大熱狂がホールを燃やし尽くした。
![「X VORDER RUNWAY」ライブフォト[14]](https://img.kai-you.net/storage/2026/10/0189bed3-04a7-4c95-b550-846575ac5f1b/main/xborder9.webp)
「X VORDER RUNWAY」ライブフォト
驚愕と困惑の狭間に揺れる会場を、フライドポテトケースを纏って現れた赤見かるびさんと星街すいせいさんがさらなるカオスへ叩き落とす。
ステージはジャンクフードが乱れ舞うユニークな空間へと変貌。しかし、2人の「フライドマリアージュ」は、そのシュールなビジュアルに似合わぬ破壊力でフロアを揺らしオーディエンスをバウンスさせまくっていた。
息を切らせる赤見かるびさんのもとに、橘ひなのさんとKAWAII CLUBさんが駆けつけ、普段から仲良しの3人でMCへ。お互いの衣装を褒め合ったり、KAWAII CLUBさんの3D化を祝ったりと、和やかなトークを繰り広げる。
一方、ここまで続いてきた衝撃のコラボの数々は、3人にとっても鮮烈に焼き付いた模様。橘ひなのさんは「この話をもらったとき、意味がわかんなくて」「何するんだろうって思ったらね、すごいことになってましたね」と感慨深く振り返った。
その後「準備があるから」と一足先にステージを去ったKAWAII CLUBさん。ほどなくして“水曜日のカンパネラの詩羽”として再び姿を現すと、赤見かるびさんと共に「シャトーブリアン」を披露した。
![「X VORDER RUNWAY」ライブフォト[15]](https://img.kai-you.net/storage/2026/10/0ec93622-7eba-485d-8c3f-e929ee03095c/main/xborder10.webp)
「X VORDER RUNWAY」ライブフォト
リアルとバーチャルの共演にさらなるどよめきが起きるが、ひたすらに<シャトーブリアン!>と歌いまくるカオスポップソングの響きが、オーディエンスに心休まるときを与えない。ステージングの革新性にも驚かされるばかりだが、なんといっても仲良くフリを揃えたり、視線を交わし合ったりする2人の様子が微笑ましい。
HIMEHINA&橘ひなのがB小町の曲を歌うサプライズも
続いては、スペシャルステージゲストとして予告されていたB小町が登場。
アイドルらしいピンクとフリルが印象的なロングドレスのルビー。ゴシックな風合いも漂うモノトーン軸のドレスを纏った有馬かな、可憐さと共にパンキッシュなディテールも光る衣装のMEMちょ。
パーソナリティの不揃いさがそのまま反映されたかのように、全く異なるシルエットに仕上がった3人だが、それぞれの個性が発揮されたパフォーマンスのクオリティは一級品。
![「X VORDER RUNWAY」ライブフォト[16]](https://img.kai-you.net/storage/2026/10/e7099fe6-28c7-406e-aae0-12d416c66c06/main/xborder11.webp)
「X VORDER RUNWAY」ライブフォト
「サインはB -New Arrange Ver.-」を勢いよく歌い上げ、オーディエンスも沸き立つ。続けて、「POP IN 2」も披露。サプライズでのお披露目となった新衣装をたっぷりと見せつけながらランウェイを歩む3人だったが、突如として幕が下り、B小町を覆い隠してしまった。
驚く間もなく幕が上がると、なんと現れたのは田中ヒメさん、鈴木ヒナさん、橘ひなのさん。
![「X VORDER RUNWAY」ライブフォト[17]](https://img.kai-you.net/storage/2026/10/f09a2622-6fe3-46fe-a9c9-9a8c16ce8d29/main/xborder14.webp)
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まさかのイリュージョンにオーディエンスが嬉しい悲鳴を上げる中、3人はそのまま「POP IN 2」を歌い継いでいく。さらに、2番終わりから再びバトンタッチし、最後はB小町がステージに勢揃い。圧巻のパフォーマンスで確かな爪痕を残し、割れんばかりの拍手に包まれてステージを後にした。
もうありとあらゆる夢の景色を見たという充足感が一瞬フロアの空気を落ち着かせかけたが、彼女の登場がイベントを真なるクライマックスへと加速させていく。<やんないんじゃない できないんだ!>の声に、頭より先に体が反応するエキスパートたちによる<ドヤ!>の大合唱が轟き、ランウェイのトップにナナヲアカリさんが降臨。
![「X VORDER RUNWAY」ライブフォト[18]](https://img.kai-you.net/storage/2026/10/cf568c99-6d24-4ade-a7e6-7bc516214c52/main/xborder13.webp)
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星川サラさんと星街すいせいさんを加えた超強力トリオで歌うのは、今日の出演者を含め多くのVTuber/バーチャルシンガーたちによってカバーされる大ヒット曲「ダダダダ天使」だ。文句のつけようのないアンセムで会場のヴォルテージをさらなる次元へと高める。
続けて赤見かるびさん、花譜さん、久慈川りせさん、橘ひなのさんとのコラボで「明日の私に幸あれ」を披露。惜しみない特大バズソングの連打は、彼女にしかできないスペシャルといえる。
これらの楽曲の中毒性を表すかのように、ナナヲアカリさんの衣装のセンターには、ビビッドなピンクとブラックのスクエアパターンが配置。また、素材感の異なるパーツを組み合わせるなど、細部までこだわりが光るルックに仕上がっている。ナナヲアカリさんはそれを見事に着こなし、ランウェイとステージを彩ってみせた。
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