クリエイティブカンパニー・KUROGOと講談社クリエイターズラボが、架空のアニメのOP映像を起点に新たなIPの創出を目指す「シンクロプロジェクト」を始動した。
第1弾として、漫画家/イラストレーターの研そうげんさん原作による架空のアニメ『衣食食食住』のOP映像「ガラスのワールズエンド」が、公式YouTubeチャンネルで公開された。
楽曲は、作曲をDÉ DÉ MOUSEさん、歌唱を一十三十一さんが担当。映像はコンテ/作画をpre_sktchさん、撮影・編集ををんたまさんが担当している。
【画像】“架空のアニメ”『衣食食食住』のOP場面カット架空のアニメのOPから、漫画や小説への展開を目指す
「シンクロプロジェクト」では、複数のクリエイターが共同でオリジナルの“架空のアニメOP”を制作。人気を集めた作品については、アニメ化をはじめ、漫画、小説などへのメディアミックスを視野に入れ、継続的なIP展開を目指すという。
イメージとしては、インディーアニメや短編アニメ、パイロット版映像などを原作としたメディアミックス展開に近いかもしれない。
プロジェクトの主宰はアーティスト/クリエイター事業を手がけるKUROGO、講談社 クリエイターズラボが原作創出を支援する。
『衣食食食住』
制作された映像はYouTube、楽曲はSpotifyやApple Musicをはじめとする音楽配信サービスで順次公開。第1期となる2026年は、8月から毎月1作品ずつ、全5作品の公開が予定されている。
また、作品から生まれた収益を、制作に携わったクリエイターへ分配する仕組みを採用。KUROGOは、作品が成長するほどクリエイターと企業にも価値が還元される「クリエイターとIPがともに成長するエコシステム」の実現を掲げている。
シンクロプロジェクトのシステム(※収益配分については各条件・契約内容によって異なる)
なお、収益の配分条件は、各クリエイターとの契約内容によって異なるようだ。
第1弾作品は、美食が失われた世界を旅する少女『衣食食食住』
第1弾作品『衣食食食住』の舞台は、地球温暖化と資源の枯渇による戦争で崩壊した世界。記憶を失った13歳の少女・ホタルは、移動式の屋台を引きながら旅を続けている。
人々が固形レーションだけを食べ、美食が失われた時代。それでもホタルは、いつかラーメンを蘇らせることを夢見ていた。彼女が失った過去と、世界が隠し続ける「ある計画」を巡る物語が描かれる。
いつかラーメンを蘇らせることを夢見るホタル
OP曲「ガラスのワールズエンド」には、電子音楽家/プロデューサーのDÉ DÉ MOUSEさんと、シンガーの一十三十一さんが参加。
映像では、青い髪のホタルが屋台で料理をつくる姿や、荒廃した街を歩く場面、ラーメンを囲む人々の姿などが断片的に映し出される。
まだ存在しない本編の登場人物や過去を想像させる、アニメのOPらしい映像に仕上がっている。
世界が隠し続ける「ある計画」とは?
クリエイターとファンが作品の未来をつくる
KUROGOは、クリエイター向けプラットフォーム事業や、音楽/映像/出版物の企画制作、IPの取得/管理などを手がける企業。
代表取締役の工藤吟さんによれば「シンクロプロジェクト」では、グッズやCDの購入、映像のシェア、応援メッセージなど、ファンによる反応も作品の「タイトル化」を後押しすると説明している。


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