スポーツ配信サービス「DAZN(ダゾーン)」が6月18日、利用料金の返金対応を実施すると発表した。対象となるのは、FIFAワールドカップ(W杯)にあわせて提供されている視聴プラン「DAZN Soccer」だ。
同社は、サービス開始から販売停止までの間に同プランへ加入したすべての利用者を対象として、以下3つの対応方針を示している。
・ご契約を解約し、直近1か月分のご利用料金の返金を受ける
・「DAZN Standard」月額プランへ変更する
・現在のDAZN Soccer(年間契約)のご契約を継続する
受付期限は2026年6月30日(火)の23時59分まで。現在、多数の問い合わせが寄せられており、通常より返信に時間を要する状況とのことだ。
「DAZN Soccer」契約解約による返金とプラン変更の対応
「DAZN Soccer」の契約継続を希望しない場合は、即時解約と直近1か月分の利用料金の返金手続きが行われる。なお、DAZNでの視聴は解約手続きが完了した時点で終了となる。
「DAZN Standard」月額プランへの変更を希望する場合、現在実施中のキャンペーンが適用される。変更手続きの完了後より、月額1,980円での利用が可能となる。
この変更の際、「DAZN Soccer」における未利用相当分については日割りで精算される。「DAZN Standard」月額プラン初月のキャンペーン料金である1,980円から、その精算分を差し引いた金額を支払う形だ。
「DAZN Soccer」返金対応の発表/画像はDAZN公式サイトから
料金体系の表示「ダークパターン」だと批判が殺到
DAZNは、DAZNグループが運営するスポーツ専門の映像配信サービス。
サッカーや野球、バスケットボール、モータースポーツなど、世界各国の様々な試合や関連番組を配信している。現在開催中のW杯でも全104試合を配信しており、今大会の全試合をライブ視聴できる唯一のネットサービスとなっている。
しかし、「DAZN Soccer」の料金体系を巡って、不透明だという批判が集まっていた。一見すると安いプランのように見せかけて、意図的に高額なプランを契約させようとしているのではないかという指摘が相次いだ。
W杯に合わせて提供された同プランは、月額980円と設定されていた。これはスタンダードプランの月額1,980円よりも割安に見える。
しかし、実際にはこの価格が適用されるのは契約から3か月間のみであり、4か月目以降は月額2,600円の年間契約が強制される仕組みになっていた。
一度契約してしまうと、途中でサービスを解約しても年額料金の2万6,340円を支払うことになってしまう。
6月13日時点の「DAZN」契約時のプラン選択画面/画像はDAZN公式サイトから
6月19日現在、「DAZN」契約時のプラン選択画面から「サッカー」のプランが削除されている/画像はDAZN公式サイトから
そのため、W杯の視聴を主な目的とする新規契約者にとっては不本意な料金表示(ダークパターン)であるとして、批判が殺到した。
こうした事態を受け、同社は6月18日に「DAZN Soccer」の新規受付の停止を発表した。「DAZN Soccer」の案内および契約手続きにおいて、プラン内容や契約条件に関する表示が分かりづらく、利用者に誤解を招く可能性があったことを確認したと説明している。
なお、JリーグについてもDAZNは2017年シーズンより、独占放映権を取得。現在は2032-33シーズンまで放映権契約が締結されたことが明かされている。サッカーファンの中には、DAZNによるサッカー界への寡占的な状況を疑問視する声も少なくない。
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