鹿児島のご当地VTuber・愛耶夢耶からめ(うやむや・からめ)さんによる動画「〇〇は鹿児島です」が、Xを中心に注目を集めています。
「熊本は鹿児島です。隣の県だからです」「東京は鹿児島です。みんな鹿児島から上京しているからです」「他の場所も鹿児島です。いい町は全部鹿児島だからです」
鹿児島に関係があるような、ないような……。強引すぎる理屈であらゆる地域を“鹿児島認定”していくこの動画は、映画『爆弾』の台詞を下敷きにしたパロディです。
「〇〇は鹿児島です」あらゆる場所を鹿児島認定する郷土愛ミーム
「〇〇は鹿児島です」は、さまざまな地域や概念を、強引な理由で鹿児島と断定していく動画です。
たとえば、熊本や宮崎は「隣の県だから」、福岡は「同じ九州だから」、大阪は「(フェリーの)さんふらわあで繋がっているから」、北海道は「でっかいから」鹿児島とされています。
さらに、岩手/福島/長野/秋田については「大きいと鹿児島に見えるから」、他の場所については「いい町は全部鹿児島だから」と説明。もはや郷土愛による世界再編です。
動画の最後には、「私はこれを読まされています」「私は台本をつくった人ではありません」「県民に脅されているんです」と突然の白々しい弁明。背景の荒れた室内の風景も含めてあまりに不穏ですね……。
元ネタは映画『爆弾』 佐藤二朗の怪演が生んだ構文
この動画の元ネタは、映画『爆弾』の登場人物・スズキタゴサクによる犯行声明の台詞です。
映画『爆弾』は、呉勝浩さんの同名小説を原作としたサスペンス映画。山田裕貴さんが主演をつとめ、佐藤二朗さんが謎の中年男・スズキタゴサクを演じています。
「〇〇は鹿児島です」は、劇中のスズキタゴサクによる不穏な犯行声明動画の口調を、ご当地ネタへと転用したもの。佐藤二朗さんの怪演が、郷土愛の暴走に置き換わっています。
佐藤二朗さんの印象的な演技を真似た「スズキタゴサク」構文。映画公開後にもSNSなどで話題となりました。
声優・野沢雅子さんのものまねネタでおなじみお笑いコンビ・アイデンティティの田島さんも「ドラゴンボールver.」を披露しています。
愛耶夢耶からめさん自身も配信で、この動画の面白さは「映画『爆弾』と佐藤二朗さんの演技力が土台にある」と説明。
自身が元ネタそのものではなく、あくまでVTuber界隈に同ミームを持ち込んだ存在だと語っています。
鹿児島ご当地VTuber・愛耶夢耶からめとは?
愛耶夢耶からめさんは、Stellaverse Production所属のVTuber。公式プロフィールでは、「貴方だけを愛する花嫁人形」「鹿児島の山奥に住んでいるらしい」と紹介されています。
愛耶夢耶からめ(うやむや・からめ)さん/画像は公式サイトより
リスナーとのやり取りを通して恋愛感情を育てていくはずが、現在は「愛よりも食に興味がある様子」とも記載。夢として「鹿児島バーチャル観光大使就任」「鹿児島の企業さんとお仕事をしたい」「食べ物に関わるお仕事をしたい」などを掲げています。
配信では、鶏刺し、鹿児島の甘い醤油、鹿児島弁、果ては鹿児島の“嘘あるある”まで、地域密着の話題が次々と展開。ミームを入口にしながら、鹿児島の食文化や方言の濃さへと自然につなげていく語りが印象的です。
春日部つくし「〇〇は埼玉です」が導火線に火を点ける
この流れをさらに大きくしたのが、埼玉バーチャル観光大使でもあるVTuber・春日部つくしさんによる「〇〇は埼玉です」。
春日部つくしさんの「〇〇は埼玉です」では、東京、群馬、栃木、千葉、神奈川、京都、大阪、北海道、アメリカ、フランス、ローマ、最終的には地球まで、あらゆる場所が埼玉認定されていきます。
愛耶夢耶からめさんは配信で、春日部つくしさんに動画紹介の許可を取ったことを明かし、「完成度が高い」「学ぶべきことがたくさんあった」と評価。
自身の鹿児島版が、比較的シンプルな理由づけだった一方、春日部つくしさんの埼玉版はより理屈をこねくり回した構成だったと語っています。
地元の名物、県民性、隣県との関係、雑すぎる偏見、無茶な郷土愛を詰め込める、ご当地VTuberと相性抜群の「〇〇は〇〇です」構文。地域PRとネットミームの相性の良さが、かなり見事に出ています。
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1件のコメント

匿名ハッコウくん(ID:13607)
この鹿児島Vtuberさんほんと好き