400を超えるキャラクターを“制約なし”で届けられる可能性
続いて登壇した常務執行役員の濱崎晧介さんが挙げたのは「IP拡張」というキーワードだ。
濱崎晧介さん
オリジナルキャラクター第一号であるハローキティが生まれて50年。積極的に新キャラクターを生み出し続けているサンリオは現在400を超えるキャラクターを有している。
しかし、「現実のグッズやテーマパークでは物理的な場所や展開の制約があり、すべてのキャラクターをファンに届けることが難しいという現状がある」と濱崎さんは説明する。
実際にサンリオファンである筆者もそのような“不遇な”局面に遭遇したことは何度もある。
例えば、グッズや新規イラストは登場しにくいものの「サンリオキャラクター大賞」にはエントリーしている絶妙な立ち位置のプワワなどだ。
2022年に久しぶりに「サンリオキャラクター大賞」にエントリーしたプワワ/画像はサンリオキャラクター大賞公式Xより
ゲームであれば物理的な制約を超えて数多くのキャラクターを世界中のファンに届け、触れ合うことができる。プワワのようなマイナーなサンリオキャラクターが好きなファンにとっても、嬉しい展開が期待できるはずだ。
また、具体的なゲーム体験としてリアルとデジタルの連携も構想されているという。
例えば、店舗で商品を買った際にもらえる“秘密の鍵”のようなものを使ってゲーム内の新しいワールドに行けたり、逆にゲームで作ったアバターや衣装をサンリオピューロランドのアトラクションに反映させたり。
このように、サンリオが今まで培ってきたコンテンツの強みを活かした時間と空間を超える展望も語られた。
企業理念「みんななかよく」を体験できる『サンリオパーティランド』
説明会では、サンリオゲームズの初タイトルとして『サンリオパーティランド』の詳細についても語られた。
今まで大事にしてきた企業理念「みんななかよく」というコンセプトをゲームで体験できるこの作品。サンリオが“自ら”新しい体験を届けるサンリオゲームズの記念すべき第一弾に相応しいゲームになるという。
具体的には45種類以上のオリジナルミニゲームが収録され、145以上のサンリオキャラクターが登場。さらにボードゲームや着せ替え、シール集め、魚釣りなどの遊びを楽しめるという。
開発秘話として、制作会社の開発責任者が「『いちご新聞』(サンリオの月刊機関誌)を全部読んできました!」と語るほどの熱量で挑んでおり、サンリオが大事にしてきた要素がゲーム内にもしっかりと盛り込まれているとのこと。
さらに、シナモロールが大好きだと語る濱崎さんも、テストプレイの際に思わず「可愛い!」と声が出てしまう仕上がりになっているそうだ。
特定のキャラクターをフィーチャーするゲームも展開するかも?
最後に、質疑応答の時間が設けられた。
いちサンリオファンである筆者がどうしても気になっていたのは「単一のキャラクターや作品の世界観を掘り下げたゲームが出るのか?」ということ。
筆者は「ジュエルペット」「おねがいマイメロディ」「アグレッシブ烈子」といったアニメシリーズ──要するにキャラクターの性格や物語、世界観がとことん取り下げられるアニメのファンなのだ。
様々なキャラクターが一堂に会するお祭りゲームも最高だが、ひとつの作品・キャラクターを深く掘り下げたゲームで遊びたいという思いもある。
そこで「今後開発されるタイトルのなかで、単一IPを掘り下げたゲームをつくる予定はあるか」と質問。すると濱崎さんから以下のような心強い回答が返ってきた。
「特定のキャラクターをフィーチャーし、その世界観を深掘りするようなゲームの展開も想定しております」(濱崎晧介さん)
歓喜! パーティーゲームやカジュアルゲームだけではなく、ストーリーをしっかりと読ませるようなゲームの展開も期待できるかもしれない。
サンリオが自らゲームをつくり、新たなエンタメの価値を提供していくサンリオゲームズ。これから我々ファンにどんな新しい景色を見せてくれるのか、今後のラインナップにも大いに期待したい。
この記事どう思う?
関連リンク

0件のコメント