椿 昇(コンテンポラリー・アーティスト、京都芸術大学教授)
■プロジェクト・ディレクターからのメッセージ
京都で開催してきたアーティストフェアは来年で10回を迎える。このグランフロント大阪・アートスクランブルは11回。関西で持続的に次世代を支援し、多くの市民にアートの喜びを提供する取り組みが連動して続いていることに驚きを覚える。世界はますます混沌とし、AIは秒単位で変化を加速させている。そのような中で、一つのプロジェクトが10回を超えて継続していることは、ある意味で奇跡に近い。それは人類にとって、アートが我々にもAIにも未知な領域をまだ残している証でもある。21世紀の第二クオーターが惑星にとって幸せな方向へ動くよう祈るばかりだ。
ヤノベケンジ(現代美術家、京都芸術大学教授)
■キュレーターからのメッセージ
米山舞はいま、二次元の線を都市空間へと解き放ち、まったく新しい表現領域を切り開いている。アニメーションで培われた「最小の線で三次元を確定する」技術が、ついに立体として現れたとき、私たちの視覚体験は更新される。本作は単なる立体ではない。線そのものが空間を支配し、見る者の認識を揺さぶる「線の彫刻」である。これは日本の線文化が次の段階へ突入した決定的な瞬間だ。この作品を見逃してはならない。
いま、ここに立ち会え。



6 images

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント