Netflixが、Warner Bros. Discovery(ワーナー・ブラザース・ディスカバリー/以下WBD)への買収提案額を引き上げず、買収を辞退すると発表した。
これによって、買収合戦は事実上、Paramount Skydance Corporation(パラマウント・スカイダンス/以下パラマウント)が勝利した形となる。
買収合戦でパラマウントが提案額引き上げ
2025年12月5日、Netflixが『ハリー・ポッター』シリーズなどの権利を有するWBDの映画/テレビ/ストリーミング部門を、株式価値720億ドル(企業価値としては約827億ドル/約11兆円)で買収すると発表した。
対してパラマウントは2025年12月8日、1株当たり30ドル、総額約1084億ドル(約16兆9000億円)で、なおかつWBD全体を買収するという条件で敵対的買収を提案。
さらに2月に入り、パラマウントは1株当たり31ドル、負債を含む総額で約1110億ドル(約17兆円)に提案額を引き上げた。
その上、WBDがNetflixとの契約を破棄する際の違約金(約28億ドル)や、規制当局の承認が得られず合併が破談となった場合の手数料(約70億ドル)を支払うという条件も追加。
これにより、WBDの取締役会から「より優れた提案である」と認定を受けていた(外部リンク)。
Netflix「取引は財務的に魅力的ではない」
今回の買収辞退を受け、Netflixの共同CEOであるテッド・サランドス(Ted Sarandos)さんとグレッグ・ピーターズ(Greg Peters)さんは声明を発表。
「パラマウント社の最新提案に合わせる価格水準では、取引は財務的に魅力的ではありません。したがって、パラマウント社の入札に対抗することは辞退いたします」と辞退の理由を説明した。
続けて「上場企業として20年以上にわたり行ってきたことを今後も継続します。すなわち、会員の皆様に喜びを提供し、収益性の高い事業成長を実現し、長期的な株主価値の向上を推進していきます」と今後の方針を明確にし、締めくくった。
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