連載 | #11 World Pop Curture Trend

Netflix、ワーナー買収を断念 競合パラマウントが17兆円に提案額引き上げ

  • 0
タナカハルカ
Netflix、ワーナー買収を断念 競合パラマウントが17兆円に提案額引き上げ
Netflix、ワーナー買収を断念 競合パラマウントが17兆円に提案額引き上げ

パラマウントとNetflixのワーナーを巡る買収合戦はパラマウントが勝利

Netflixが、Warner Bros. Discovery(ワーナー・ブラザース・ディスカバリー/以下WBD)への買収提案額を引き上げず、買収を辞退すると発表した。

これによって、買収合戦は事実上、Paramount Skydance Corporation(パラマウント・スカイダンス/以下パラマウント)が勝利した形となる。

買収合戦でパラマウントが提案額引き上げ

2025年12月5日、Netflixが『ハリー・ポッター』シリーズなどの権利を有するWBDの映画/テレビ/ストリーミング部門を、株式価値720億ドル(企業価値としては約827億ドル/約11兆円)で買収すると発表した。

対してパラマウントは2025年12月8日、1株当たり30ドル、総額約1084億ドル(約16兆9000億円)で、なおかつWBD全体を買収するという条件で敵対的買収を提案。

さらに2月に入り、パラマウントは1株当たり31ドル、負債を含む総額で約1110億ドル(約17兆円)に提案額を引き上げた。

その上、WBDがNetflixとの契約を破棄する際の違約金(約28億ドル)や、規制当局の承認が得られず合併が破談となった場合の手数料(約70億ドル)を支払うという条件も追加。

これにより、WBDの取締役会から「より優れた提案である」と認定を受けていた(外部リンク)。

Netflix「取引は財務的に魅力的ではない」

今回の買収辞退を受け、Netflixの共同CEOであるテッド・サランドス(Ted Sarandos)さんとグレッグ・ピーターズ(Greg Peters)さんは声明を発表。

「パラマウント社の最新提案に合わせる価格水準では、取引は財務的に魅力的ではありません。したがって、パラマウント社の入札に対抗することは辞退いたします」と辞退の理由を説明した。

続けて「上場企業として20年以上にわたり行ってきたことを今後も継続します。すなわち、会員の皆様に喜びを提供し、収益性の高い事業成長を実現し、長期的な株主価値の向上を推進していきます」と今後の方針を明確にし、締めくくった。

この記事どう思う?

この記事どう思う?

アメリカのエンタメの動向を知る

「4chan」がポップカルチャーと政治をミックスした 敵対心生むミームの循環.jpg Premium

「4chan」がポップカルチャーと政治をミックスした 敵対心生むミームの循環

私たちは現在、ソーシャルメディアで言葉と同じくらいリアクションGIFやネタ画像でコミュニケーションを取っている。「ミーム」と呼ばれるインターネット上でコピー・拡散され流通するそれらのイメージは、いまや手っ取り早く簡単に情報を伝達する会話の一部として日常に組み込まれている。 2015年10月13日、大統領選へ…

premium.kai-you.net
スーパー戦隊の米版「パワーレンジャー」リブート報道に進展 制作者が「噂は真実」と回答

スーパー戦隊の米版「パワーレンジャー」リブート報道に進展 制作者が「噂は真実」と回答

アメリカの人気特撮シリーズ「パワーレンジャー」シリーズのリブート計画について、新たな進展があったと米映画&TV系メディア・MOVIEWEBが報道した(外部リンク)。日本の「スーパー戦隊」シリーズをベースに制作し、アメリカで社会現象をも巻き起こした「パワーレンジ...

kai-you.net

関連キーフレーズ

連載

World Pop Curture Trend

世界のファンダムは今、何に熱狂し、議論し、愛を注いでいるのか? 日本でのブーム前夜、知る人ぞ知るインディー作品から、超大作の知られざる文脈まで。 コミック、アニメ、ゲーム、音楽、ドラマ、映画──国内メディアではまだ語られていない、世界で熱く広まるであろう情報をキャッチ。 KAI-YOU編集部独自の視点で世界のポップカルチャーの現在地を紹介します。

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。