『ロンリーハイドアンドシーカー』(SG)/AVACLUB
AVACLUB
2024年12月15日にデビューした 「都市伝説」と「シンセウェーブ」 をコンセプトに活動するアイドル・AVACLUB。このコンセプトの組み合わせをはじめて聞いたとき私は、ビデオゲーム『Far Cry 3 - Blood Dragon』やドラマ『ストレンジャー・シングス』といった作品を想起しました。
「ロンリーハイドアンドシーカー」 は ひとりかくれんぼ 、「Delgado」 はメキシコの都市伝説であるセレーネ・デルガド・ロペス、「VLad III」 はヴラド・ツェペシュ(ドラキュラ公)、そして「MASHIRO」 は雪女。
このように、しっかりと古今東西の都市伝説をひとつテーマに掲げて楽曲を制作。音楽性はシンセウェーブを基調とした電子音楽が中心ですが、モチーフとなる国や地域の伝統的な音楽要素を盛り込むなど、バラエティーに富んでいます。
2025年12月現在、アルバム単位ではリリースがないため、これらの楽曲群が今後1つの作品としてどのようにパッケージングされるのか非常に楽しみです。
『demiSERUM』(AL)/demipogune
demipogune
2021年に解散してしまったバンド・キイチビール&ザ・ホーリーティッツでベースを担当していた𣘺本=タフネス=樹さんがプロデューサー/メインコンポーザーとして生み出したdemipogune。
2000年代初頭のソニーやコナミ、ナムコのゲームミュージックを彷彿させるミニマルでダンサブルなエレクトロポップたちは、ありそうでなかった、届きそうで届かなかった、アイドルポップスの絶妙なラインを攻めています。
元々ベーシストなだけあってベースラインが特に洗練されており、かわいさに直球で向き合った甘くミニマルなメロディと、愛おしさが溢れる歌詞と甘い歌声が織り出すハーモニーは、胸やけしちゃうくらいが丁度いい!と思わせてくれる仕上がり。
「きみにアクアク」は「いらんことスピンアタックで吹き飛ばして進も」という歌詞からも分かるように『クラッシュ・バンディクー』オマージュ(サンプリングもしてる?)。
ラストトラック「愛は難解で」は、何故かそんなかわいい楽曲の中に堂々と鎮座するド直球の青春パンク曲。この絶妙なユーモアセンスが、メンバーからもじわじわと伝わってくる点も、demipoguneの面白いポイントです。
どうやら、タフネスさんはネオ渋谷系の中心的なリップチューンバンド・YMCKからの影響が強いらしく、8bitサウンドを作る時はメンバーのYokemuraさんが制作した「Magical 8bit Plug」を使用しているそう。かなり納得感があります(外部リンク)。
『MID THEATER』(AL)/MID POP
MID POP
2025年7月12日にデビューしたばかりのアイドル・MID POP。デビューから半年も経たずに、早速ファーストアルバムをリリースしていてただならぬ準備と気合いを感じました。
浮遊感のあるギター、エレクトロサウンドを中心にトリップ・ホップ、ドリーム・ポップ、ハイパー・ポップのバイブスを感じる、ダンスポップを展開。
どの曲も少し陰りのあるサウンドの印象で、メンバー全員が黒衣装に身を包んでいるため若干近寄りがたい印象を持つかもしれませんが、思ってた以上にメンバーは気さくでコミカルそう……!
これからMID POPならではの新しい世界を展開してくれるはずだという、期待が膨らむ注目のアイドルです。
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