ディズニー、新アメコミ配信サービス発表 「スパイダーマン」などが縦読み漫画に

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タナカハルカ
ディズニー、新アメコミ配信サービス発表 「スパイダーマン」などが縦読み漫画に
ディズニー、新アメコミ配信サービス発表 「スパイダーマン」などが縦読み漫画に

WEBTOON化した『The Amazing Spider-Man』(2022)/画像はWEBTOON公式サイトから

ディズニーが9月15日、縦読み漫画サイト「WEBTOON(ウェブトゥーン)」を運営するWEBTOONエンターテインメントと連携して、新たなコミックプラットフォームを提供すると発表した。

新プラットフォームは、マーベルが提供するコミックサブスクリプションサービス「Marvel Unlimited」を拡張する形で、WEBTOONエンターテインメントがサービスの構築/運営を担当。

マーベル、スター・ウォーズ、ディズニー、ピクサー、20世紀スタジオなどディズニーが保有するタイトルの35000点以上に及ぶコミックが、単一のプラットフォームで提供される。

さらに、縦読み漫画向けに再編集したコミックや、各ブランドによる完全新作オリジナルWebコミックも展開予定。一部コミックは日本語翻訳版が提供されることも明らかになっている。

現在公開中のWEBTOON再編集版コミック/画像はWEBTOON公式サイトから

韓国発の新しいコミック文化「Webtoon」とは?

Webtoon(※固有のサービス名ではなくコミック文化の総称)は、韓国で生まれた新たなコミック文化の総称。スマートフォンでスクロールしながら読みやすいように、縦にコマが配置されているという特徴を持つ。

日本において、「Webtoon」という言葉はWEBTOONエンターテインメントの親会社であるNAVER WEBTOON Ltd.が商標登録しているため、サービス名と区別するために「縦読み漫画」と呼ぶこともある。

梨泰院クラス』『俺だけレベルアップな件』『入学傭兵』など、ドラマ化やアニメ化と映像化した作品も多く、韓国発のコミック文化として世界中で注目を集めている。

日本語のローカライズも決定

今回の発表で注目すべき点は、一部のコミックは日本語に翻訳されたWEBTOONエンターテインメント提供の「WEBTOON」作品を掲載するプラットフォーム向けにも配信されるということだ。

つまり「LINEマンガ」や「ebookjapan」といったサービスで、対象作品を読むことができる。

The Walt Disney Companyによる発表/画像はThe Walt Disney Company公式サイトから

前述した「Marvel Unlimited」は、日本でも利用可能だ。しかし、日本語のローカライズが一切されていなかったため、英語を読むことのできないアメコミファンは利用する機会があまりないサービスだった。

ディズニーの発表によると、新プラットフォームは、「Disney+(ディズニープラス)」に加入しているとサブスクリプションの一部として追加料金なしでコンテンツにアクセス可能となっている。そのため、日本でも同様のサービス展開となれば日本国内からアメコミに触れる機会が増える絶好のチャンスになる。

国内からの発表や、国内の具体的なサービス展開については未定。公式からの続報を待ちたい。

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