日高屋……あなたも……。
中華料理チェーン・熱烈中華食堂日高屋(以下、日高屋)を運営するハイデイ日高が、12月20日(金)から商品価格を値上げすると発表した。
一部据え置きの商品はあるものの、値上げ対象の商品は全体の約7割に及ぶ。中華そばや炒飯などが、10円から最大で40円値上がりする。
発表では、理由について、「長期化する原材料価格やエネルギー価格の上昇、物価高騰の影響」が大きいと説明した。
日高屋の値上げ対象商品 中華そばやチャーハンなど
日高屋の商品価格の改定幅は全体で3.9%程度。
価格改定される主なメニューとしては、中華そばが390円から420円(30円値上げ)、チャーハンが510円から530円(20円値上げ)、餃子(6個)が290円から300円(10円値上げ)となる。
ドリンクも、生ビール(中ジョッキ)が350円から390円(40円値上げ)、 日本酒が360円から370円(10円値上げ)、ホッピーセットが450円から460円(10円値上げ)と価格が改定される。
なお、バクダン炒め、三品盛合わせ、レモンサワーなどの一部商品の価格は据え置き。
2002年の開店以来維持してきた中華そば390円
日高屋は2002年6月、1号店として日高屋新宿東口店が開店。当時から現在に至るまで、中華そばは390円の価格を維持していた。
価格改定の発表では、「従来より食品ロス削減及び各種コストの最適化、店舗運営の効率化に努めてまいりました」と企業努力を続けてきたと説明。
しかし、前述した原材料費の高騰などが、企業努力だけでは補えない状況になっているとして、商品価格の値上げを決定したという。
直近では、やおきんが販売するお菓子「うまい棒」の価格改定も記憶に新しいところだが、また一つ生活に馴染み深い存在が値上げを決断した。
日高屋ファン「長年の価格維持、感謝しかない」
日高屋は幅広いメニューと親しみやすい価格帯で、子供から大人まで幅広い層に利用されている。
学生時代から利用してきたという男性(30代)は、「貧乏学生の味方として利用してきた人も多いだろう日高屋。かつて受けた恩恵は、社会人になっても忘れることはありません」とコメント。
その上で、「いつもほぼワンコインで提供してくれたあのちょっとしょっぱい中華そば、炊き込みご飯に近いあの独特のチャーハン」と思い出の味を口にする。
価格改定については、「むしろ長年価格を維持し続けここまで踏ん張ってくれたことに感謝しかありません。これからも私たちの軽率な中華食べたい欲求を支えてください」と感謝をつづった。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント