漫画『HELLSING』『ドリフターズ』と、アニメ「TRIGUN」シリーズの展示イベントが、2025年3月〜4月の同時期に池袋で開催されることが話題になっています。
原作者の平野耕太さんと内藤泰弘さんが、漫画誌『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)で同時期に連載し人気を博した作家同士ということで、注目を集めているのです。
開催時期が被ったのは偶然のようですが、ファンとしては嬉しい限り。2つの展示をセットで楽しみましょう。
『HELLSING』『ドリフターズ』の原画200点を展示する「平野耕太★大博覧會」
先に告知されていた「平野耕太★大博覧會」は、2025年3月27日(木)〜4月13日(日)にサンシャインシティ展示ホールAで開催。平野耕太さんが手がけてきた漫画『HELLSING』と『ドリフターズ』の原画200点以上を展示します。
作中の名シーンを再現した造形物のほか、音声と映像など多方面から平野耕太さんの作品にアプローチした展示を予定。イベント開催記念グッズも多数用意するとか。チケットは2025年1月から発売開始です。
展示のメインとなる『HELLSING』と『ドリフターズ』は、どちらも平野耕太さんの代表作。
前者は反キリストの怪物からイギリスを守るために組織された特務機関「HELLSING」の闘いを描くバトルアクション。
累計発行部数は400万部を突破(電子書籍を含まず)。2006年の文化庁メディア芸術祭10周年記念アンケート企画「日本のメディア芸術 100選 マンガ部門」では、22位に選出されました。
『ドリフターズ』は現在連載中の漫画。異世界に迷い込んだ島津豊久、織田信長、那須与一、土方歳三、源義経といった異なる時代の偉人たちが戦いを繰り広げるバトルアクションファンタジー漫画です。
こちらの累計発行部数は450万部を突破(電子書籍を含まず)。2023年7月に5年ぶりの新刊が刊行された際には、ファンによる歓喜の声がSNS上に上がりました。
なお、遅筆で知られる平野耕太さんですが、このことについて内藤泰弘さんは「平野耕太★大博覧會」の宣伝も兼ねて以下のようにXで言及しています。
「ヒラコーの原画は、何故彼の漫画が遅々として進まないかを一撃で理解させられる紙の鈍器なので、好きな人はみんな見て」
TVアニメ『TRIGUN STAMPEDE』の放送2周年と完結編制作を記念した展示
「TRIGUN STAMPEDE EXHIBITION」は、2023年1月〜3月まで放送されたTVアニメ『TRIGUN STAMPEDE』の放送2周年と、シリーズ完結編『TRIGUN STARGAZE』の製作決定を記念した展示会です。
2025年3月21日(金)~4月14日(月)まで、アニメイト池袋本店8階の展示スペース・Space Galleriaで開催されます。
12月6日に開催が告知されたばかりなこともあり、現時点では展示の内容は未発表ですが、制作会社・オレンジの公式Xによると「これまでにない大ボリュームになる予定です!」とのこと(外部リンク)。
アニメの原作になった漫画には、『月刊少年キャプテン』(徳間書店)で連載された『トライガン』と、『ヤングキングアワーズ』で連載された『トライガン・マキシマム』の2つがあります。
前者は雑誌の休刊による連載休止(後に完結まで描かれ単行本も刊行)となり、後者は最後まで連載が続けられました。どちらも荒れ果てた惑星を舞台に、賞金首の主人公が繰り広げるガンアクションが描かれています。
『ヤングキングアワーズ』では1997年〜2007年まで連載され、平野耕太さんによる『HELLSING』と雑誌を牽引。共に同時代の『ヤングキングアワーズ』を代表する漫画でした。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント