フランス南部の街・トゥールーズに、怪物・ミノタウロスや大蜘蛛のアリアドネが現れました。
見上げる人々と比べると十数メートルはあるでしょうか。あまりに非日常な風景に圧倒されます。圧巻。ただただ圧巻の一言です。
これらは都市型オペラ「神殿の守護者(The Guardian of the Temple)」として上演されたもの。10月25日から27日にかけてトゥールーズの街中を闊歩して、多くの観客を魅了しました。
【画像】トゥールーズを練り歩いた巨大な怪物たち演劇グループ「ラ・マシン」が制作した3体の巨大ロボット
トゥールーズに現れたのは、前述したミノタウロスとアリアドネ、そして地獄から開放されたサソリ型の女性リリスという3体の巨大ロボット。
市街地を舞台にしたストリートショー「神殿の守護者」のために、演劇グループ「ラ・マシン(La Machine)」が制作したものです。
「ラ・マシン」は1999年に設立されたストリートシアターカンパニー。独特な舞台装置や機械の制作およびそれらを使ったパフォーマンスを展開する演劇集団です。
2009年には、横浜開港150周年を記念したイベント「開国博Y150」に来日。そのパフォーマンスは、61万5000人の観客を動員したと発表されています。
今回の公演「神殿の守護者」に登場したミノタウロスなどの各機体。複数の箇所にコックピットが用意されており、複数人の操縦者によって操られています。
動作自体はゆったりとしていますが、細かい動きも可能なようで、実に生き生きと躍動しています。
前回90万人を集めた公演「神殿の守護者」の続編
ストリートショー「神殿の守護者」自体は2018年に第1作がトゥールーズで初上演。約90万人を集めました。
この第1作の続編として、2024年10月25日から27日にかけてトゥールーズで上演されたのが、今回の第2作「闇の扉(原題:The Guardian of the Temple opus II - The Door of the Darkness)」となります。
第2作ではミノタウロス、アリアドネ、リリスがトゥールーズの街に集結。
街に騒動を持ち込むリリスと、街の守護者であるミノタウロスが対峙。そこにアリアドネも加わるというストーリーが展開されました。
上演当時の映像や写真がSNSやYouTubeで公開されており、どれもかなりの迫力。街をあげてのお祭り騒ぎとして大いに盛り上がったようです。
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