シンガーソングライター・さユりさんが、9月20日に亡くなっていたことがわかった。享年28。
9月27日、さユりさんの公式Xを夫である音楽ユニット・ミセカイのアマアラシさんが更新。「さユりが、9月20日に永眠致しました」と訃報を伝えた。
アマアラシさんは「さユりに対する生前のご厚情に心より感謝申し上げますとともに、皆様と心からご冥福をお祈りしたいと思います」と綴っている。
なお、葬儀はすでに親族と関係者のみで執り行われているという。
アニメ『クズの本懐』『金カム』『ヒロアカ』『リコリコ』などの主題歌を担当
さユりさんは、福岡県出身のシンガーソングライター。14歳で音楽活動を開始。
ライブハウスや路上ライブでの活動を経て、2015年にフジテレビのアニメ『乱歩奇譚 Game of Laplace』EDテーマ「ミカヅキ」でメジャーデビュー。当時のキャッチコピーは“酸欠少女さユり”だった。
以降、アニメ・ドラマ『クズの本懐』EDテーマの「平行線」、アニメ『ゴールデンカムイ』第2期OPテーマの「レイメイ」(MY FIRST STORYとのコラボ曲)、アニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期EDテーマの「航海の唄」など、数々のアニメタイアップを担当。
特に、2022年に発表されたTVアニメ『リコリス・リコイル』EDテーマ「花の塔」は、ソニー・ミュージックレーベルズが主催する「令和4年アニソン大賞」で裏大賞およびユーザー投票賞を受賞している。
その後、2024年3月にさユりさんはアマアラシさんとの結婚を発表していた。
機能性発声障害の治療により、歌唱活動を休止
その後、2024年7月にさユりさんは機能性発声障害と診断されたと公表し、治療のために歌唱活動を中止。
当時、さユりさんは自身のXで「歌えないことがすっごく悔しいです。声を使って表現して世の中と関わり合ってきたのに、それが出来なくて色んな物事や景色から自分がプツンと切り離されたみたいで、でももどかしさと同じ分治す為に前向きです」と、自身の心境を露わにしていた。
アマアラシさんはさユりさんの訃報の投稿を引用する形で、「彼女は持病と闘い続けた最期まで音楽のことを心から想っていました」「伝えられる事は多くないけれどこれだけは紛うことなき事実です」と自身のXで伝えている。
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