「にじさんじ甲子園」とは何か? 30万人の聴衆を熱狂させる巨大配信イベントとなった理由

椎名唯華、小野町春香、花畑チャイカ……「にじさんじ甲子園2024」の注目校は?

「にじさんじ甲子園2024」の出場校(参加ライバー)も確認しておこう。今回は総勢8名のライバーが参加し、それぞれ以下のような高校を率いる。

【「にじさんじ甲子園2024」参加ライバー&出場校(敬称略)】

椎名唯華:にじさんじ高校(秋田)
五十嵐梨花:私立梨海高校(宮崎)
小野町春香:レインボール高校(大分)
フレン・E・ルスタリオ:帝国立ふれんず学園高校(沖縄)
エクス・アルビオ:英雄アカデミー(鳥取)
叶:私立願ヶ丘高校(京都)
花畑チャイカ:銀河立超チャイカ高校(岩手)
不破湊:ギラギラホスト高校(滋賀)

このうち、過去大会の参加実績があるのは椎名唯華さん(5年連続5回目)、五十嵐梨花さん(2年連続2回目)、小野町春香さん(3年ぶり2回目)の3名で、残り5名は監督としての参加は初となる。ここまで初参加率が高い大会は2021年以来だ。

椎名唯華「にじさんじ高校」

大きな注目が集まるのは、連覇のかかる椎名唯華監督率いる「にじさんじ高校」だろう。

椎名唯華監督はとにかく豪運が持ち味であり、「栄冠ナイン」中で引き当てる選手の質が非常に良いことが多い。

前回大会では大谷翔平さんの転生選手を見事引き当て、葛葉さんとしてアサイン。大会優勝の大きな力となった。今回はその豪運が初発で活きなかったようだが、過去の経験を活かして立ち回れるかに注目だ。

小野町春香「レインボール高校」

3年ぶりの参加となる小野町春香監督の「レインボール高校」にも期待したい。

彼女自身“やきうのお姉ちゃん”と言われるほど、大の野球ファンにして「パワフルプロ野球」シリーズのファン。

2021年大会の育成期間では、3年間という縛りで甲子園優勝を成し得るほどの腕前を誇る。「にじさんじ甲子園2024」でもその名将ぶりが活きるかどうか期待したい。

花畑チャイカ「銀河立超チャイカ高校」

筆者が個人的に注目しているのは花畑チャイカ監督の「銀河立超チャイカ高校」だ。

花畑チャイカさん本人は過去大会で選手側として無数のドラマを生んだ逸材なのだが、はたして監督としてはどこまでのドラマを生み出せるかが気になるところ。

「大谷(翔平)を引く」と意気込んでいたものの、初手には転生OBの姿はなし。見込みのある選手は引けているものの……かつて“打てない天才”と言われた監督の采配やいかに。

「にじさんじ甲子園2024」本選は8月10日(土)〜8月12日(月)

「にじさんじ甲子園2024」の選手の育成期間は、7月18日から8月6日(火)まで。そして本戦リーグは8月10日(土)〜8月12日(月)に開催予定だ。各校の白球の物語は、本記事公開時点では大詰めを迎えていることだろう。

「にじさんじ甲子園2024」育成配信のダイジェスト動画

これから追いかけたいという人は、毎週木曜日に配信される舞元啓介さんや天開司さんのダイジェスト解説を確認しつつ、気になった高校の育成配信をチェックしてみることをオススメする。

できることなら、応援チームをひとつ決めておくとよいだろう。大舞台に上がるまでの物語を知った上で本戦を見れば、マウンドに立つ選手、その姿を見守る監督たちへの視線が、より鮮やかになるはずだ

1
2
3
この記事どう思う?

この記事どう思う?

夏の名物配信企画「にじさんじ甲子園」をもっと知る

配信イベント「にじさんじ甲子園2024」開催決定 活動休止中の主催 舞元啓介も復活

配信イベント「にじさんじ甲子園2024」開催決定 活動休止中の主催 舞元啓介も復活

バーチャルライバーグループ・にじさんじの配信イベント「にじさんじ甲子園2024」が開催される。同イベントは、野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズを用いて、にじさんじの舞元啓介さんと個人勢VTuberの天開司さんによる共同主催で開催されているゲーム大会。活...

kai-you.net
天開司、おすすめ入門動画20選 麻雀、ウマ娘、コラボ…個人V筆頭の魅力とは?.jpg

天開司、おすすめ入門動画20選 麻雀、ウマ娘、コラボ…個人V筆頭の魅力とは?

いまだコンテンツとしての勢いが衰えないバーチャルYouTuber(VTuber)。 2022年は、にじさんじ所属の叶さんやNIJISANJI EN所属のヴォックス・アクマさんがYouTubeチャンネル登録者数100万人を達成するなど、企業所属の男性VTuberの躍進が目立った。 一方で、個人の男性VTuberの勢いも衰えていない。2018年から活動…

kai-you.net
「インターネットのおもちゃ」としてのVTuber からかいを誘う“おもちゃ的労働”の魔力

「インターネットのおもちゃ」としてのVTuber からかいを誘う“おもちゃ的労働”の魔力

「インターネットのおもちゃ」というスラングがある。インターネット上で、人々のからかいの対象になること。例えば、VTuberである赤見かるびは配信で次のような印象的な言葉を残している。ほんとにさみんな炎上のネタ好きだよね。って考えるとさ、誰かが炎上した時っ...

premium.kai-you.net

関連キーフレーズ

1件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:10531)

お、主要取引先のご依頼ですか?