YouTubeの域を超え社会問題化した6年前の競争
かつての競争では、ピューディパイさんとT-Seriesの競争が激化するにつれ、過激なファンによるキャンペーンや便乗した悪意ある第三者による行動が社会問題化していった。
一方で、T-Seriesは「#BharatWinsYouTube」というハッシュタグをつくり、SNS上でインド国民に登録を呼びかけたことで、ナショナリズムを煽っているとの指摘を受けている。
そんな中、2019年にニュージーランドで発生した銃乱射事件で、犯人が「ピューディパイに登録しよう」と口にしている動画が拡散されてしまう。
抜きつ抜かれつで長らく接戦が続くも、最終的には2019年4月にピューディパイさんが上記の事件などを受け、終結を宣言する動画を投稿。
動画の中では、被害者への配慮などから事件への言及をなるべく避けていたものの、「あの時点でこの騒動を終わらせておくべきだった」と後悔しているとコメント。
個人的な競争が人種や政治、国籍と結び付けられて語られている事態に対しては「そのような意図はない」「人種差別に賛同はしない」と明言した。
ピューディパイさんはさらに「登録者数1億人という目標を達成したいだけで、誰かを打ち負かしたいわけじゃない」「みんなの応援をネガティブなメッセージの拡散に利用されたくない」と終結を宣言した。
再び国民に呼びかけるT-Seriesと煽るMrBeast
今回のMrBeastさんとT-Seriesの競争においては、2024年4月17日にT-Series側がインド国民に登録を呼びかける動画をXに投稿。
その中には、T-Series創設者である故gulshan kumarさんの名前と共に「I, Want to put India and my people at Top of the international platform.(インドと私の国民を国際的なプラットフォームの頂点に立たせたい)」という文章が登場している。
この投稿に対し、MrBeastさんは「代わりに自分に登録して」と返信。
その後も、「I challenge the CEO of T-Series to a boxing match(T-Seriesの社長にボクシングの試合を挑む)」などと挑発するような投稿を行っている。
今回、MrBeastさんが世界一になったことに対して、T-Series側はまだ反応を見せていない。
今後、6年前のような事態に発展する可能性もあるが、健全な競争の範囲で終わることを願いたい。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:10355)
MrBeast世界一おめでとうございます!