諭吉佳作/men、アニメは絵だけで感動して号泣する
──Xへの投稿内容から察するに、諭吉佳作/menさんはそこそこアニメを観ていらっしゃる印象があります。『ウマ娘 プリティーダービー』についても「最高でした」と感想をつぶやいていたり、アニメ『Artiswitch(アーティスウィッチ)』に挿入歌を提供した際にも、ご自身のXで喜びを投稿されていました。
諭吉佳作/men 恥ずかしいですね(笑)。
あくまで個人の考えなので、正しい解釈なのかわからないんですけど、アニメって実写映像と比べると、画面の中に“たまたま”が少ないんですよね。雲の流れや風の動き一つまで、すべてが制御されている。
一つひとつにつくり手の意思が介在していて、絵として動いていると思うと、物語よりもまずそのスケールの大きさにとても感動して、圧倒されて、うわーーっと涙が出てきます。
最近も宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』を観て「絵が動くってすごいな!」って。みんな感じてることだと思うんですけど。
諭吉佳作/men 今回のアニメーションMVも、女性が「ston」を吸ったり、脚を揺らしたり、湯気やインテリアが風に揺れたりといったアニメーションに加え、色彩もとても豊かで、天候から感じ取れる温度感だったり、生活感だったり、どの要素もすべて一からの、描き手の行為なしには表現されないものですよね。
──アニメーションという表現そのものに心が動かされるということですね。今回の企画では、諭吉佳作/menさんと周憂さんの作品のほかに、同じテーマで、作曲をTAKU INOUEさんと永山ひろなおさん、アニメMVを眩しいさんが担当した作品もあります。
諭吉佳作/men とてもいい楽曲と映像でした。気持ち良くて、心を落ち着けられる、ゆったりとしたきれいな楽曲で、気分転換にもなりそうです。
そう考えると、やっぱり自分の曲は疾走していたなと(笑)。作業用BGMとして考えたときに、自分のものはかなりテンポが早いほうですよね。
──「ston」を使いながら今回の楽曲を聴くというのはもちろんですが、諭吉佳作/menさんとしてはどんなシチュエーションで聴いてほしいですか?
諭吉佳作/men 自分の曲は「あともうひと踏ん張り」となる夕方に、TAKU INOUEさんと永山ひろなおさんの曲はひと仕事終えた夜に聴いてもらうといいんじゃないかと思います。
──「ston」もフレーバーが2種類ありますが、楽曲も同じく用途に応じて使い分けると、作業用BGMとしての効果が発揮されやすいかもしれません。ちなみに、先ほど言葉に対するこだわりをうかがいましたけど、今回の楽曲のタイトルを教えていただいてもいいでしょうか?
諭吉佳作/men ……。
──……?
諭吉佳作/men 決めていませんでした……! 普段からタイトルを付けるのがとても苦手で、今回の楽曲もまだ考えていなかったですね。タイトルを想像しながら聴いていただけると嬉しいです。
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