株式会社DeNAの株価が、ストップ高(前日の終値に対し、値幅制限いっぱいまで上昇すること)を2月28日に記録した。
東京証券取引所プライム市場での取引価格は、前日終値より300円高い1527円で推移している。
前日となる2月27日、トレーディングカードゲーム『ポケモンカードゲーム(ポケカ)』のスマートフォンアプリ化が発表。DeNAが本タイトルの開発に携わっていることが明らかになっていた。
デジタルだからこその表現に挑む『ポケカ』スマホアプリ版
『Pokémon Trading Card Game Pocket』は、現在開発中のスマートフォンアプリ。
クリーチャーズの社長・北野祐司さんによると、本タイトルでは『ポケカ』を手軽にコレクションし、遊ぶことができるアプリとして、スクリーンの特製を生かしたデジタルだからこそ実現できる新たな表現に挑戦。
短い時間でも気軽にプレイできるよう、従来のデザインを踏襲しつつ、新しいルールを取り入れたバトルが楽しめるという。
DeNA、『ポケカ』の開発元である株式会社クリーチャーズの2社が共同開発しており、2024年内のリリース(販売は株式会社ポケモン)が予定されている。
直近の決算を受け下落傾向だったDeNAの株価
『ポケモンマスターズ EX』などのスマートフォン向けゲームやMobage(モバゲー)を擁するDeNA。
DeNAは2月7日、第3四半期決算を発表。営業損益では276億円の赤字を計上した。
ゲーム事業の売上収益は前年同期比16.5%減の390億円、セグメント利益は同95.5%減の2.5億円。DeNAは「ユーザ消費額は前年同期比で減少し、新規タイトルのリリースに伴う償却費やマーケティング等の関連費用が影響」したと説明していた。
この発表を受け、2月7日の終値で1528.5円だったDeNAの株価は、2月16日の最安値で1213.5円まで下落。今回『Pokémon Trading Card Game Pocket』の発表で、ここまでの下落を埋めた計算になる。
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