Billboard JAPAN、日本楽曲の海外人気を計る新チャートを始動

海外でヒットした日本の楽曲 初回1位はYOASOBI「アイドル」

「Global Japan Songs Excl. Japan」初回1位に輝いたYOASOBI「アイドル」

今回、第1回となる「Global Japan Songs Excl. Japan」首位に立ったのは、YOASOBIの「アイドル」だった。

YOASOBIは「こうした新たなチャートの最初の発表で、首位という記録をいただくことができたこと、YOASOBIとして非常に誇りに思います」とコメントしている。

YOASOBI

【YOASOBI コメント】

国内に加えて、世界中でも楽曲をたくさん聴いていただけていることを嬉しく思います。そして、こう
した新たなチャートの最初の発表で、首位という記録をいただくことができたこと、YOASOBI として
非常に誇りに思います。これからも日本のファンの皆さんはもちろん、世界中の方々にも自分たちの自
信を持った楽曲をたくさん届けていきたいと思うので、よろしくお願いいたします。

「Chart Insight Global」の提供も年内に開始予定

「Global Japan Songs Excl. Japan」「Japan Songs (国名)」はともに、毎週木曜に更新される。

ヒットを分析できるWebサービス「Chart Insight」のグローバル版「Chart Insight Global」の提供も年内に開始予定。

本サービスでは、総合順位を国別で比較、時系列でポイントを表示する(法人会員のみ)など、より詳細な分析が可能となる。無料会員・個人会員・法人会員の3種類でサービス展開される予定だ。

“社会的浸透度”を示す音楽チャート「Billboard」

Billboard JAPANは、アメリカで最も権威のある音楽チャート・Billboardの日本版として、2008年より始動。

CDセールスやダウンロード数、ストリーミング数のみならず、動画の再生回数、カラオケで歌われた数など、複数のデータに独自の係数を掛け合わせた「JAPAN Hot 100」をはじめ、“社会的浸透度を表すヒットチャート”を発信するメディアである。

握手券やグッズなど、楽曲以外の付加価値に左右されやすい単一のセールスランキングと比べ、Billboardのチャートは複合的な観点からつくられており、より“音楽的”であると評価されてきた。

また、時代の変化や社会の要請に合わせ、都度指標や係数の見直しを実施。時代を映す鏡として、音楽シーンの潮流を語る上で欠かせない存在となっている。

【シルヴィオ・ピエトロルオンゴさん(米国ビルボード チャート&データ パートナーシップ部門 エグゼクティブ バイス プレジデント)のコメント】

新たに提供が開始された日本のチャートによって、ビルボード・ブランドのグローバル化が進むことを非常に嬉しく思います。最も人気のある日本の楽曲やアーティストを取り上げることは、世界中のファンを結びつけ続けている各国のポピュラー音楽の幅広さの認識を高めるという私たちのコミットメントの一部です。

【礒崎 誠二(株式会社阪神コンテンツリンク ビルボード事業本部上席部長)のコメント】

2010年代半ばにグローバル・チャートのコンセプトをシルヴィオから聞き、本格的にデータ収集が始まってから、日本用にカスタマイズしたチャートを作るために交渉を続け、ようやく公開に踏み切ることができました。国内ではもちろんのこと、おそらくは世界でもご覧頂いたことのないチャートとなりました。

色々な方法で世界を目指すアーティストがたくさんいます。また、その楽曲を聴いてくださるファンも世界中にいます。聴いて頂きたい数多くの日本の楽曲を届けるための一助となれば幸いです。“JAPAN Hot 100”を開始したときに『ヒットチャートは楽しい。』という言葉を掲げました。今、改めてこの言葉を掲げ、皆さんと共に、この新しいヒットチャートを楽しんでいきたいと思います。

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日本の音楽を世界へ 潮流の最前線を探る

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