会期は8月1日(火)〜10日(木)まで(6日・7日は休廊)。開催時間は9時〜18時(10日は12時まで)。
開催場所は、福岡市中央区赤坂にある草刈機メーカー・OREC(オーレック)社のカフェ・OREC green lab 福岡。
働く車の魅力を作品で伝えるグループ展
「はたらくくるまがすきなひとたち展」は、働く車が好きな作家たちが、働く車の魅力を作品で伝えるグループ展。参加する作家は、画家のborutanext5さん、元Honda技術研究所所属の“ハイパーデザイナー”やまざきたかゆきさん、ウェアラブルエージェントクリエイター/メカエンジニア・きゅんくん、イラストレーター・なまいキッズさんの4人。
キービジュアルは、グループ展の協賛であるOREC社の水田除草機「WEED MAN」をborutanext5さんが描いたもの。会場では作品展示のほか、オリジナルグッズの販売も行われる。
グループ展に向けたステートメント
「はたらくくるまがすきなひとたち展」に寄せて
あなたは、子どものころ何が好きだっただろうか。
子どもを育てたことはないので聞いた話だが、子どもは好きなものによって、戦隊派、乗り物派、お人形派、などに分かれるそうだ。
各派の中でもいろいろなジャンルに分かれると思うが、乗り物派の中の「働く車派」は一定数、いやそれ以上いるだろう。
しかし、小さい頃「働く車派」だった人の多くは、大人になるに従って「働く車派」ではなくなってしまうことが多い。
今回、「はたらくくるまがすきなひとたち展」に出展している作家は、今でも「働く車派」な訳だ。
インターネットで小さい子どもの乗り物好きについて調べたところ、子どもはまず、ころころと回る車輪に興味を持ち、次に車のおもちゃを走らせる操作的な遊びを始め、次第に自分が公共交通機関などに乗ることで「見立て」の遊びをし始める、と書いてあった。
働く車のおもしろさと、乗り物のおもしろさには、かなり違いがあるのではないだろうか。
働く車のおもしろさって、なんだろうか。
大きいこと、作りや動きが特殊なこと、いろいろあるけれど、個人的には働く車のおもしろさには、働く車が持つ「ストーリー」があると思う。
各働く車は、それぞれの役割のために作られている。もちろん乗用車にも役割はあるが、働く車の方がより狭い役割に合わせて作られていると言えるだろう。
何か解決したいことがあって、それを解決するために特殊な車を開発し、それを使う。そこにはストーリーがある。
働く車について考える時、「働くこと」「役割を与えられること」についても考えざるを得ない。
「はたらくくるまがすきなひとたち展」の出展作家は、一般的な、乗り物が好きになる年齢よりも少し大きめの時、小学生くらいの時に働く車を好きになった人が多いようだ。
もしかしたら働く車には、大きい、強い、といった非理性的な魅力と、ストーリーを持っているという理性的な魅力、その両方があるのではないだろうか。
小学生になってから働く車を好きになった人が好きでい続けているのも、非理性な魅力と理性的な魅力、両方を理解して好きになったからではないか。
あくまで私の解釈であるが。
「はたらくくるまがすきなひとたち」がつくりだす、はたらくくるまをテーマにした作品は、はたらくくるまの魅力を多分に伝えることだろう。
一堂に会した作品をみることで、また新たな働く車の魅力の解釈が出てくるかもしれない。はたらくくるまの魅力に、触れていただけたら幸いである。
きゅんくん
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イベント情報
はたらくくるまがすきなひとたち展
- 開催日
- 2023年8月1日〜10日 ※6日、7日は休廊
- 開催時間
- 9:00〜18:00 ※10日は12:00まで
- 開催場所
- OREC green lab 福岡
- 〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂1丁目13−1
- ※カフェでの開催となります。ぜひドリンクもお楽しみください。
【参加作家】
borutanext5
ハイパーデザイナーやまざきたかゆき
きゅんくん
なまいキッズ
【協賛】
株式会社OREC
【OREC green lab 福岡とは】
人と農・自然とのつながりを身近に感じられる場を目指し、農や食をテーマにしたドリンク、図書、イベントで皆さまをお迎えします。この場所が、あらためて農や食へ目を向けていただくきっかけとなることを願っています。
【WEED MANとは】
2017年に販売したオーレック初の水田除草機。業界初の除草機構「回転式レーキ」と「除草刃ローター」で、条間のみならず、従来では難しかった株間の除草を実現。また、機体前 方に作業機を配置したことで、作業を目視確認でき、確実な除草が可能になりました。4輪操舵・4輪駆動による安定した旋回で、枕地の欠株を最小限に抑え、次の列へと簡単にターンできます。
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