開催直前で相次いで中止となった埼玉県運営プールでの水着撮影会イベント。その余波は他県にも広がっている。
6月25日(日)に千葉市内で開催されるプール撮影会「#いなプーフォトフェス2023」実行委員会は6月13日、Twitterを更新。
千葉市と協議を重ね、改めてレギュレーションの確認を行った結果「開催の許可を得た」と発表し、イベントは予定通り実施すると報告した。
「一部の違反によって全て中止となるこの事態に何とか歯止めを掛けたい」──KAI-YOU.netでは、詳細についてイベント運営担当者に話を聞いた。
【画像】「#いなプーフォトフェス2023」出演タレント 【関連】プール撮影会「近代麻雀水着祭」運営、未成年の出演に「深く反省」
プール施設が利用期間外の時期を中心に各地で開催される「プール撮影会」「水着撮影会」と呼ばれるイベントのひとつだ。
会場ではグラビアアイドル、コスプレイヤー、レースクイーン、モデルらが水着姿を披露し、多くのファン(カメラマン)も参加。
今回は青山ひかるさん、天羽希純さん、火将ロシエルさん、霜月めあさん、真島なおみさん、RaMuさんなど、80人以上のタレントが出演する。
理由について、「明らかに『性の商品化』を目的とした興業」「未成年も出演しているという情報もある」などと主張した。 同日夜、県営公園で週末に開催予定だった複数のイベントが、施設を管理する埼玉県公園緑地協会の要請によって相次いで中止を発表し、波紋を呼んだ。
6月11日には騒動を受けて、大野もとひろ(大野元裕)埼玉県知事がTwitterで言及。公園緑地協会に要請を撤回するよう指導したと説明するなど、状況が二転三転している。
運営担当者によれば、「埼玉県におけるプール撮影会中止に対するSNSでの反響、メディアの報道などもあり、(イベントの)実行委員会にはたくさんの意見が寄せられた」という。
「その中で千葉市側と開催の可否について再検討しました。実行委員会側からの意見やレギュレーションの再確認などを経て、改めて許可をいただいた次第です」
会場の稲毛海浜公園を管理する千葉市とは、今回の騒動以前から合意していた内容について、改めて一つずつ確認していった。
「当初から、地域住民様や市民の皆様、そして、その前後で施設を利用されるすべての方に配慮された内容での合意となっています。事実かは別として、ニュースやSNSで取り沙汰されているような一部違反行為が、『#いなプーフォトフェス』ではありえないことなどを改めて確認していただきました」
「今回の騒動によって、実行委員会としても“開催できないかもしれない”可能性について、何度も話し合いを行なってきました。そういった状況の中で、一部の違反で業界全体が完全に停止してしまうかもしれないという恐怖を改めて感じました」
様々な関係者の尽力によって実現した開催。中止が相次ぐ状況での開催は、「一石を投じることができたのではないか」と口にした。
「中止が続く中で開催を許可するのは、(市としても)大変難しい行為であり決断だと思います。現状、一つのプール撮影会という規模ではありますが、“開催”という形で本件に一石を投じることができたのではないでしょうか」
最後に、「今回の決定は、本件に真摯に向き合われたタレントの皆様、そしてカメラマン様やご賛同いただいた多数の方々のご意志、関係者の尽力によって許可された開催だと思っております」と力を込めて語った。
6月25日(日)に千葉市内で開催されるプール撮影会「#いなプーフォトフェス2023」実行委員会は6月13日、Twitterを更新。
千葉市と協議を重ね、改めてレギュレーションの確認を行った結果「開催の許可を得た」と発表し、イベントは予定通り実施すると報告した。
「一部の違反によって全て中止となるこの事態に何とか歯止めを掛けたい」──KAI-YOU.netでは、詳細についてイベント運営担当者に話を聞いた。
【画像】「#いなプーフォトフェス2023」出演タレント 【関連】プール撮影会「近代麻雀水着祭」運営、未成年の出演に「深く反省」
霜月めあ、天羽希純ら出演「#いなプーフォトフェス」
「#いなプーフォトフェス2023」は、6月25日に千葉市の稲毛海浜公園プールで開催される有料の撮影会イベント。プール施設が利用期間外の時期を中心に各地で開催される「プール撮影会」「水着撮影会」と呼ばれるイベントのひとつだ。
会場ではグラビアアイドル、コスプレイヤー、レースクイーン、モデルらが水着姿を披露し、多くのファン(カメラマン)も参加。
今回は青山ひかるさん、天羽希純さん、火将ロシエルさん、霜月めあさん、真島なおみさん、RaMuさんなど、80人以上のタレントが出演する。
埼玉県では「プール撮影会」中止が相次ぐ
プールでの水着撮影会を巡っては6月8日、日本共産党埼玉県議会議員団らが、イベントへの公園の貸出中止を埼玉県に対して申し入れたと報告。理由について、「明らかに『性の商品化』を目的とした興業」「未成年も出演しているという情報もある」などと主張した。 同日夜、県営公園で週末に開催予定だった複数のイベントが、施設を管理する埼玉県公園緑地協会の要請によって相次いで中止を発表し、波紋を呼んだ。
6月11日には騒動を受けて、大野もとひろ(大野元裕)埼玉県知事がTwitterで言及。公園緑地協会に要請を撤回するよう指導したと説明するなど、状況が二転三転している。
“違反行為は「#いなプーフォトフェス」ではありえない”
混乱が続く中、「開催の許可を得た」と改めて発表した「#いなプーフォトフェス2023」だが、運営内部はどのような状況だったのか。運営担当者によれば、「埼玉県におけるプール撮影会中止に対するSNSでの反響、メディアの報道などもあり、(イベントの)実行委員会にはたくさんの意見が寄せられた」という。
「その中で千葉市側と開催の可否について再検討しました。実行委員会側からの意見やレギュレーションの再確認などを経て、改めて許可をいただいた次第です」
会場の稲毛海浜公園を管理する千葉市とは、今回の騒動以前から合意していた内容について、改めて一つずつ確認していった。
「当初から、地域住民様や市民の皆様、そして、その前後で施設を利用されるすべての方に配慮された内容での合意となっています。事実かは別として、ニュースやSNSで取り沙汰されているような一部違反行為が、『#いなプーフォトフェス』ではありえないことなどを改めて確認していただきました」
一部の違反で業界全体が完全に停止してしまう恐怖
Twitterでの発表では、「一部の違反によって全て中止となるこの事態に何とか歯止めを掛けたい」と、強い思いがうかがえる。背景にあるのは危機感だ。「今回の騒動によって、実行委員会としても“開催できないかもしれない”可能性について、何度も話し合いを行なってきました。そういった状況の中で、一部の違反で業界全体が完全に停止してしまうかもしれないという恐怖を改めて感じました」
様々な関係者の尽力によって実現した開催。中止が相次ぐ状況での開催は、「一石を投じることができたのではないか」と口にした。
「中止が続く中で開催を許可するのは、(市としても)大変難しい行為であり決断だと思います。現状、一つのプール撮影会という規模ではありますが、“開催”という形で本件に一石を投じることができたのではないでしょうか」
最後に、「今回の決定は、本件に真摯に向き合われたタレントの皆様、そしてカメラマン様やご賛同いただいた多数の方々のご意志、関係者の尽力によって許可された開催だと思っております」と力を込めて語った。
6月14日18時追記:中止を発表していたプール撮影会「近代麻雀水着祭2023」の運営会社・KARINTOWが、公式サイトで謝罪文を公開。過去のイベントで、一部の出演者のポーズが公園利用のルールおよび許可条件に抵触していたこと、また未成年の出演者がいたことなどを認めている。【6/25千葉県稲毛海浜公園プール撮影会・水着撮影会についてのご報告】 pic.twitter.com/8ukVJL77xm
— 【プール撮影会】#いなプーフォトフェス 6/25(日)🌈@稲毛海浜公園プール (@photofes_info) June 13, 2023
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント