格闘技イベント「BreakingDown」反社対策組織を発足 元警官など14名で構成

格闘技イベント「BreakingDown」反社対策組織を発足 元警官など14名で構成
格闘技イベント「BreakingDown」反社対策組織を発足 元警官など14名で構成

2月19日開催された「喧嘩道 presents BreakingDown7」のキービジュアル

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総合格闘技イベント「BreakingDown」を展開するBreakingDown株式会社が、関係者が反社会的勢力に関わりがないかどうかのチェック等を行う組織・反社対策アドバイザリーボードの発足を発表した。

元警察官僚や反社会的勢力への対応に詳しい弁護士、企業防衛コンサルティングのプロ、警察OBなど、反社会的勢力排除の専門家を含めた14人で構成されている。

反社会的勢力に関わりがないかというコンプライアンスチェックを、運営スタッフ、選手、スポンサー、取引先など大会運営に関わる全企業と個人に対して行う。

格闘技団体・イベントの反社会的勢力との繋がりは過去にも取り沙汰された例が多く、センシティブな問題として語られてきた。この問題に運営が自ら対策を取るのは大きな動きとなる。

反社対策アドバイザリーボードの仕組み①

反社対策アドバイザリーボードの仕組み②

【画像】反社対策アドバイザリーボードのメンバー

「BreakingDown」運営CEOは総合格闘家・朝倉未来

「BreakingDown」は、ボクシング、空手、空道、柔道、日本拳法、相撲、システマなど様々なバックボーンをもった格闘家や喧嘩自慢らが出場し、「1分1ラウンド」で最強を決める総合格闘技イベント。

BreakingDown株式会社のCEO・朝倉未来さん

運営するBreakingDown株式会社のCEOは、総合格闘家であり登録者数312万人超えのYouTuberでもある朝倉未来さんがつとめている。

また、スペシャルアドバイザーとして、総合格闘家の朝倉海さんと白川陸斗さんが参画している。

出場者の逮捕が続出する現状の対策となるか

格闘技や格闘家のありきたりなイメージを“壊し続ける”という意味が込められた名前の通り、成り上がりを狙う格闘技未経験の出場者も多い「BreakingDown」。

彼ら彼女たちがオーディションを経て、本戦の1分間という超短期決戦に全力をかけて戦う展開が最大の魅力となっている。

畑の異なるラッパーやYouTuberといった面々も出場し、そこから人気に火が点くケースもある。

その一方で出場者に逮捕者が続出するなど、経歴を問わず出場者を集めることの問題点も指摘されてきた。

今回の一件はそうした状況に対応するための対策にもなるかもしれない。

声明では「過去の過ちにより可能性を閉ざされてしまった人が、再度同じことを繰り返さずに新しい人生へチャレンジするためには、専門家による教育やサポートが必要です」「反社会的勢力を含む様々なリスクの排除とともに、選手の新しい門出へのサポートを促進するという役割も持ち合わせています」と説明されている。
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