総合格闘技エンターテインメント「BreakingDown」が公式Xで「一部Xアカウントでの発信について」と題した声明を発表した。
2023年には反社対策アドバイザリーボードを発足していたにも関わらず反社会的勢力との交流があるとSNS上に投稿されていた写真について、事実と異なる発信がされていたとして、経緯を説明した。
同社のCOO(最高執行責任者)である溝口勇児さんも公式Xの投稿を引用する形で、「記念撮影を求められたので、会場に足を運んでくださったお客様の一人として対応」したと説明している。
ただし、コンプライアンスチェックなどの不備から「お騒がせする形になってしまったことは申し訳ありません」とお詫びした。
反社対策を強めてきた総合格闘技エンターテインメント「BreakingDown」
「BreakingDown」は、ボクシング、空手、空道、柔道、日本拳法、相撲、システマなど、様々なバックボーンをもった格闘家が出場する総合格闘技のイベント。
1分1ラウンドの短期決戦に、格闘家だけでなく、ラッパーやホスト、タレント、YouTuberなど様々な選手が出場。格闘技のイメージを壊し続けるという大会名に込められた通りの、予測不能な試合展開が人気を集めている。
他方で、出場した選手から、逮捕者が続出もしていた。
そうした背景もあってか、「BreakingDown」では2023年5月に、関係者が反社会的勢力に関わりがないかチェックを行う反社対策アドバイザリーボードを発足。
運営が自ら反社会的勢力との繋がりについて取り組みをおこなってきた。
アドバイザリーボードのメンバーには、溝口勇児さんも名前を連ねていた。
写真に映る人物は「関係者入場口から無断で会場内に侵入」
そうした取り組みの一方で9月6日、溝口勇児さんと、オーディションに参加している木村ミノルさんをはじめ、多数の出場選手が、反社会的勢力と指定されている人物と撮った投稿がSNSに投稿され、注目を集めていた。
「BreakingDown」は声明で、写真に映る人物は「関係者入場口から無断で会場内に侵入した」と説明。反社対策アドバイザリーボードと協議し、入場禁止の処分にしたと明かした。
溝口勇児さんも「コンプライアンスチェックや受付での確認体制が完璧でなく、お騒がせする形になってしまった」と謝罪。
「反社チェックや警備体制をさらに強化」していくとし、名誉毀損や誹謗中傷には「弁護士や警察を含む関係各所と連携して厳重に対処して」いくと報告している。
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