今 敏監督の全映像作をWOWOW放送 栗山千明が作品の魅力を解き明かす動画も配信

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今 敏監督の全映像作をWOWOW放送 栗山千明が作品の魅力を解き明かす動画も配信
今 敏監督の全映像作をWOWOW放送 栗山千明が作品の魅力を解き明かす動画も配信

栗山千明さん

2010年に亡くなったアニメ監督・今 敏さんの全映像作品をWOWOWプライムで一挙放送することが決定した。「アニメーション監督・今 敏 全映像作品 完全放送!」は映画からテレビシリーズ、遺作となった短編まで全6タイトルをラインナップしている。放送時期は8月4日・11日・16日・17日の4日間となる。
放送に先駆け、監督の大ファンとしてしられる女優・栗山千明さんのインタビュー動画が配信される。監督と会った経験もある栗山さんは作品の魅力を思う存分に語る。

「アニメーション監督・今 敏 全映像作品 完全放送!」(C)1997 MADHOUSE (C)2001 千年女優製作委員会 (C)今敏・マッドハウス /「妄想代理人」製作委員会 (C)2003 今 敏・マッドハウス / 東京ゴッドファーザーズ製作委員会 (C)2006MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.(C)KON'STONE, Inc.

今 敏作品に初めて触れたのは監督のデビュー作『PERFECT BLUE』だという栗山さん。「アイドルから女優になった女性が主人公ですから、ドラマの撮影シーンなどリアルに感じる状況でミステリーが展開されていきます。決してビジュアルだけで怖く見せようとせず、精神的に追いつめられていく怖さをすごく感じてゾッとしました」とその感想を話す。

監督の作品を見たことがない人には、唯一のテレビシリーズ『妄想代理人』がお勧めだという。「小学生の男子が、外に見せるさわやかな表情と内に秘めている黒い部分のギャップがあったりして、二面性のあるキャラクターばかりで面白いんです。もし私が演じるなら、蝶野晴美。私自身も変身願望があるタイプですから、あの二面性を出せたら楽しいな」と役を演じる女優ならではの観点で作品をアピールした。

栗山さんはキャラクターの持つ二面性について「お芝居の日々がずっと続くと、本当の自分の人格を呼び起こすのに時間がかかったことがあって、それに近い感覚もあります。みなさんもそうだと思うんですよ。他人と話すときに、つい言葉づかいを変えたりすることってありますよね。そういう人格の使い分けにリアリティを感じるのかな」と自らが惹かれるポイントを分析していた。
そして「今 敏監督の作品はどれもそうですが、心が揺らいで、ちょっと不思議な世界に連れていってもらえます。是非、多くの方に観ていただきたいです」と視聴者に向けてメッセージを伝えた。
[高橋克則]

「アニメーション監督・今 敏 全映像作品 完全放送!」
http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/007908.php

栗山千明さんインタビュー動画(W流) 7月31日10時 配信開始
http://st.wowow.co.jp/

<ラインナップ>
『PERFECT BLUE』 8月4日(日)夜11:30
『千年女優』 8月4日(日)深夜1:00
『妄想代理人』第1話~第13話 8月11日(日)夜11:30~
『東京ゴッドファーザーズ』 8月16日(金)深夜1:00
『パプリカ』 8月16日(金)深夜2:40
「オハヨウ」 8月17日(土)午前4:15
《高橋克則》

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