とらのあな、秋葉原店Aなど5店舗を8月末で閉店 コロナの影響大きく

とらのあな、秋葉原店Aなど5店舗を8月末で閉店 コロナの影響大きく
とらのあな、秋葉原店Aなど5店舗を8月末で閉店 コロナの影響大きく

2022年8月31日(水)をもって閉店するとらのあな秋葉原店A

同人誌の販売を中心とする「コミックとらのあな」が、2022年8月31日(水)に5店舗を閉店することを発表した。

対象店舗は以下の通り。

・秋葉原店A
・新宿店
・千葉店
・なんば店
・梅田店

コロナ禍の影響により店舗収入が減少し、賃料や光熱費の負担が増したことが原因という。

同様に、再出店を継続して模索していた名古屋店においても出店を断念することも発表された。

2020年より店舗事業においてはコロナ禍による影響を大きく受けており、現時点で回復の兆しが見えていない状況です」と説明している。

同人イベント中止に伴い委託販売の需要が減少

とらのあなの主力商品である同人誌は、イベント(同人誌即売会)の開催に伴って新刊が発行されることが通例だ。

しかし、この数年間、コロナ禍によって「コミックマーケット」を代表とする同人イベントも相次いで中止の憂き目にあってきた。

KAI-YOUで以前同社に行った取材にて、感染対策として来客が減ったことに加え、新刊の減少により購買意欲も薄れ、店舗での売り上げは一時期前年比マイナス70%まで落ち込んだことも明かされていた。

そうした中、東京・大阪・千葉での複数店舗の閉店が発表された。

特に、2021年4月にテナント契約終了で閉店した秋葉原B店、ビルの取り壊しで閉店したC店に続いて、秋葉原で唯一となっていた秋葉原店Aも閉店ということで、利用者には動揺が広がっている。

同人誌即売会の前後には、秋葉原には同人誌の新刊目当てのお客さんが多く足を運ぶというサイクルが日常だったが、大きな変化を余儀なくされる。

なお、2022年9月をもって、東京都内において独立した店舗としては池袋店のみとなる。

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