上記はBBCのディレクターであるiLLNESSさんのツイートだ。こんにちは。ILLNESSといいます。ぼくは自分がドラッグの過剰摂取でブッ倒れてオマワリと救急隊員にタンカで運ばれてるときの画像をそのままTシャツにプリントして売っています。そのフォトTの連作“Diary”の特設ページがありますので未読の方はぜひ。https://t.co/2YJQl56ESZ pic.twitter.com/vGvzSy0Mo4
— 𝙄𝙇𝙇𝙉𝙀𝙎𝙎 (@iLLNESSDEAD) January 26, 2021
iLLNESSさんの身に起きた「事件」をそのままTシャツにするというBBC誕生の産声は、ユース層に強いインパクトを与え、たちまち強い支持を集めるに至った。
過去にもインタビューを行うなど、BBCを追い続けてきたKAI-YOU(2018年のインタビュー記事)。今回はオフィスにカメラが潜入、密着取材の様子をお届けする。
他のブランドとは一線を画すスリリングな魅力を放つ、BBCと主宰・iLLNESSさんの一日とは──。
BBCの企画会議
iLLNESSさん
洋服以外にも多くの製品を扱うBBC。テーブルにはサンプルが並べられていた。
“洋服畑”という友人のカミムラさんが、iLLNESSさんに助言をする形で会議は進行していく。
iLLNESSさんの友人であり相談役のカミムラさん。
会議室の壁一面に貼られたデザインの原案
1ミリ単位でのズレであっても、気になったら手直しをしてもらう。
ライターの位置をミリ単位で微調整
BBCオフィスの全容
元々は1部屋で済んでいたが、今は手狭になり隣の部屋も借りたそうだ
部屋同士のテラスを仕切っていた壁を外して、2部屋の行き来を可能にしている。
元々は、行き来ができないようになっていた
2階にはスタジオがあり、そこでは新作の写真撮影中。
チェリー柄の新作ロングTシャツ
1点物のアイテムを制作
今回は特別に、iLLNESSさんがシルクスクリーンの作業を見せてくれた。古着にプリントを行って、早い者勝ちで販売する1点物のアイテムを制作する。
シルクスクリーンは、メッシュが張られた版にインクを通す部分と通さない部分をつくり、インクをスキージーと呼ばれるヘラで強く押し当て、プリントを行う技法だ。
小規模な設備でプリントが可能であり、メジャーな手法だが、力加減や機材のセッティング等、繊細さが求められる。
iLLNESSさんや周りの友人も服好きで、かなりの数を持っているそう。古着選びはそのネットワークを活かす
「上手くいかなかった時は技術じゃなくて、愛情が足りてないっす」
それが、iLLNESSさんのシルクスクリーンの心得だ。
BBCのロゴが浮かび上がっていく。
動画では、彼の伝えたい思想、そして環境の変化は彼および「BLACK BLAIN Clothing」というブランドにどんな変化を与えたのかが語られている。
iLLNESSの仕事と思想 BLACK BLAIN Clothingオフィス訪問
ストリートの妖しい魅力

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