この変更は次回のアップデートであるパッチ10.1にて適用されます。
タップストレイフとは、操作キャラクターのジャンプ中の挙動を急激に方向転換させるキャラクターコントロール、いわゆるキャラコンの1つ。上級者向けのテクニックとして多くのプレイヤーが認識していました。
タップストレイフの削除に対し、Apexのプレイヤーコミュニティには多くの反応が溢れ、特に反発するプレイヤーから「#SaveApexStrafe(Apexのストレイフを守れ)」というハッシュタグが作成されるなどしています。
After much consideration and debate, we've decided to remove tap-strafing from @playapex in patch 10.1.
— Respawn (@Respawn) August 31, 2021
Our reasoning: It's inaccessible, lacks readability/counterplay, and is exacerbated by movement abilities.
The next patch notes will include a more detailed note about this.
タップストレイフ削除、その理由
Respawn Entertainmentによるとタップストレイフ削除の理由は以下の3つ。また次回の更新の際に発表されるパッチノートで、この変更についての詳細を説明するとしています。・テクニックとしての難易度
・予測やカウンタープレイの難しさ
・移動系アビリティとの組み合わせでより悪化する
しのぎを削る上位層にとっての必須テク
激しく操作キャラクターたちが移動し飛び交う『Apex Legends』では、照準を合わせる技術、エイムの良し悪しだけでなくキャラコンの巧拙が勝敗を分けます。
日々キャラコンを磨くプレデターなどランク上位のプレイヤーやプロゲーマーにとって、タップストレイフが当然のものとして受け入れられるのに、1年という期間は十分なものでした。
また、タップストレイフは操作の設定でマウスホイールに前進キーを割り当てることがほぼ必須になっています。
そのため、キーボード+マウス(キーマウとも)でのプレイと、ゲームパッドでのプレイとを比較する際にも話題にのぼるテクニックでもありました。
速く動くことへの執念と、カジュアルプレイを両立させる難しさ
「#SaveApexStrafe」のハッシュタグが盛り上がる通り、PC版をキーボード+マウスでプレイする多くのプレイヤーからは反発の声が上がっています。PCでリリースされてきたFPS、TPSゲームの歴史を見ても「バニーホップ」や「ストレイフジャンプ」など、ゲーマーたちは運営・開発の想定や設計を越えて、より速く動くための技術を追求してきました。
一方でPC以外にNintendo Switchなどでもリリースされ、広くカジュアルにプレイされる『Apex Legends』にとって、環境を整えた一部のハードコアなプレイヤーが一方的に有利となる挙動は、技術と見なすことが難しくなったのかもしれません。
発明から1年を経たタップストレイフ。長きにわたって放置されてきたとも言えるものですが、次回のパッチノートでの説明が待たれます。
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仕様:B5判変型(253mm×190mm)/ソフトカバー
ページ数:208ページ(フルカラー)
ISBN:978-4-7562-5471-9 C0079
発売日:2021年8月18日
著者:Respawn Entertainment
発売元:パイ インターナショナル
ゲームはどこから来てどこに向かうのか
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