同作は和月伸宏さん原作の漫画『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-』の実写シリーズ最新作。
「もう二度と人を切らない」と誓った主人公・緋村剣心の「人斬り抜刀斎」としての過去、剣心が心を寄せた相手・巴との記憶、そして剣心のトレードマークとも言える顔の十字傷の謎が明かされる完結作だ。
佐藤健「僕自身絶対に演じたいエピソードでした」
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、4月に公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』と対をなす「実写版 るろうに剣心」シリーズの完結編。2012年に公開されたシリーズ第1作目より主人公の緋村剣心役をつとめてきた佐藤健さん、そして監督として作品を手がけてきた大友啓史さんから同作についてコメントが寄せられている。
【佐藤健さん コメント】
『The Beginning』では、剣心を語る上で欠かせないエピソードである、剣心が抱える十字傷の正体が明らかになります。
パート1から『The Final』で穏やかに微笑んできた剣心とは違い、闇の中で生きる人斬り時代の剣心の姿が描かれます。
剣心のこのエピソードをお客さんに知ってもらって初めて『るろうに剣心』が完結します。
完成した映画を見ましたが、僕が思い描いたものを遥かに超えたクオリティで大友監督が映画として完成させてくれました。嬉しいですし、悔いはありません。
僕自身絶対に演じたいエピソードでしたので、早く皆様に届けたいです。ぜひ、『The Final』と合わせてご覧頂けると嬉しいです。
【大友啓史さん コメント】
十字傷の謎、それに触れずして絶対にシリーズは終われない。
シリーズ開始当初から、我々の意識の先には常にこの作品がありました。
来るべき新時代を肩に背負い、孤独に囚われ、返り血を浴びながら、生涯ただ一度の恋に生命を煌めかせた、ある人斬りの「運命」をめぐる物語。それは僕にとって、「龍馬伝」の岡田以蔵に始まる佐藤健との十年に及び旅のまさに終着点であり、総決算に他なりません。
人斬り抜刀斎そのものと化した佐藤健は、蒼白く燃える魂を心の奥底に秘め、巴との邂逅と不殺の誓いに至るプロセスを、美しく、ストイックに演じ切りました。その一瞬一瞬を噛み締め、愛おしみながら、僕たちは彼の姿を瞼に焼き付け続けました。
いよいよシリーズ最後の作品、そして我々の集大成をお披露目する時です。
「おろ?」っとおどける剣心とは別人格の、京都の夜を震え上がらせた人斬り抜刀斎の全貌が明らかになります。積み重ねてきた十年に渡る私たちの時間の結晶と、剣心と巴との生命の燃焼の物語「The Beginning」を、ぜひ劇場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。
世界を熱狂させた注目作
2014年に前後2部作として公開された『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』には、神木隆之介さん、藤原竜也さん、福山雅治さん、土屋太鳳さん、伊勢谷友介さんらが登場し、物語のスケールと共に豪華さを増すキャスト陣が話題となった。
北米、イギリス、香港、韓国、台湾、フィリピンなど、ヨーロッパ/アジア問わず世界100カ国以上で公開され、50以上もの国際映画祭に出品された、世界を席巻する人気作だ。
©和月伸宏 / 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
待ちわびていた作品公開
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作品情報
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
- 公開日
- 2021年6月4日(金)
- 原作
- 和月伸宏『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(集英社ジャンプ コミックス刊)
- 監督/脚本
- 大友啓史
- 音楽
- 佐藤直紀
- 主題歌
- ONE OK ROCK
- 製作
- 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
- 制作プロダクション/配給
- ワーナー・ブラザース映画
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