タカラトミー公式Twitterが運用再開 不適切表現で停止から4ヶ月経て

タカラトミー公式Twitterが運用再開 不適切表現で停止から4ヶ月経て
タカラトミー公式Twitterが運用再開 不適切表現で停止から4ヶ月経て

画像はタカラトミー公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • タカラトミー公式Twitterが運用再開
  • 炎上で2020年10月30日に停止以来4ヶ月ぶり
  • 投稿内容は自社商品の関連情報に特化
玩具メーカー・タカラトミーの公式Twitterが3月3日(水)からの運用再開を報告した。

2020年10月に発生した不適切な表現による炎上に伴い、同月30日を最後に新規ツイートを停止していたが、4ヶ月を経て再開が決定。

Twitterアカウントでは再開にあたって、2021年2月1日付で社長直轄部門としてCSR推進室を発足させ、同室内にSNS改革推進課を新設したことを報告した。

その上でソーシャルメディアにおける表現基準の見直しや周知を徹底。

実際にSNSの運用に携わるメンバーに対しては、コンプライアンスやモラルについての教育プログラム策定と研修を実施し、新たな運用ガイドラインを設定したという。

人気企業アカウントの一角・タカラトミー公式Twitter

タカラトミーの公式Twitterといえば、ネットミームにも造詣が深いとみられるユーモアのあるツイートで人気を集めた、企業公式Twitterアカウントの1つ。

商品紹介はもちろん、玩具が発売されるアニメ番組などでは、放送開始を告知、放送中のリアルタイム実況など、さまざまなツイートが好評で、フォロワー数は37万人にのぼる。

日々更新されるTwitterのトレンドなどにも反応してツイートを展開して、多くのリアクション(リツイート/いいね)を記録していた。 しかし2020年10月21日の「#個人情報を勝手に暴露します」というハッシュタグを用いた、「リカちゃんでんわ」のサービスを告知する投稿が、性犯罪を想起させるとして批判が殺到。

Twitterアカウントは該当ツイートを削除の上、同年10月30日に運用に関する謝罪および報告を投稿。新規ツイートを当面停止するとツイートしていた。

投稿は自社商品に特化、管理職の承認プロセスも導入

今回の発表によれば、4ヶ月ぶりの再開に向けて、社内に再発防止対策プロジェクトを発足した上で議論を重ねてきたと説明。

その中で、「今回の問題は単に表現上の不適切さに留まらず、企業倫理に関する弊社グループ全体での再教育の必要性を改めて認識させられるものとなりました」と振り返った。

新たに制定したガイドラインでは、投稿内容は自社商品に関連した情報発信に特化。新たな語調表現ルールの設定やツイート内容に対して、多様な視点と複数の管理職の承認プロセスなどを導入するとしている。

再開となる3月3日、その投稿内容には注目が集まりそうだ。

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