原作者・空知英秋、
改め、空知ゴリラ、
声優として出てました。
空知ゴリラ「ウホッウホッ」
というわけで、スタッフ・関係者に極度の緊張が走る中で行われたというアフレコ動画が公開された。
厳戒態勢──ある意味嘘、ある意味本当であろう状況でのアフレコ。動画では、プロデューサーの前川貴史さんが「作品の完成度を一気に上げるパワーを感じた」と語れば、監修の藤田陽一さんも「正直格が違った」と驚愕、企画の樋口弘光さんにいたっては「オーラがあって、本当に忘れられない一日になった」とコメント。 もはや『銀魂』くらいでしか成立しないような“空気感”だ。
“ゴリラ”原作者最後の魂の叫び、声優・空知英秋の活躍を見届けるか否か、その判断は各自に託された。
『銀魂 THE FINAL』笑いあり感動ありの舞台挨拶
ここからは、公開翌日の1月9日に開催されたアニメ映画『銀魂 THE FINAL』の舞台挨拶の模様をお届けしたい。アニメ『銀魂』のシリーズ最新作にして最後(?)となる今作の公開記念イベントとして新宿バルト9で開催されたが、緊急事態宣言を受け無観客でのイベント開催となった。しかし、全国193劇場にてライブビューイングが行われ盛り上がりを見せた。
舞台挨拶には、主人公・坂田銀時役の杉田智和さん、志村新八役の阪口大助さん、神楽役の釘宮理恵さんら万屋メンバーに加えて、近藤勲役の千葉進歩さん、土方十四郎役の中井和哉さん、沖田総悟役の鈴村健一さんら真選組メンバー、さらに主要キャストである石田彰さん、立木文彦さん、高橋美佳子さんら『銀魂』オールスターが集結。
さらに宮脇千鶴監督と2021年の干支にちなんで牛柄になったエリザベスも登壇した。
豪華な金屏風のあるステージに袴や晴れ着、タキシードなど華やかな衣装を身にまとったキャスト陣が全員揃って「明けましておめでとうございます!」と新年の挨拶を行い、新年会らしいムードでイベントはスタートした。
15年の集大成『銀魂 THE FINAL』
舞台挨拶では、登壇キャスト陣たちが2006年のアニメ放送開始から15年目となる『銀魂』に対する想いをコメント。まばゆい銀色の羽織袴を身にまとった杉田さんは「15年やってきた集大成が込められている」として、TVシリーズから脈々と受け継がれてきた音楽、CGなど様々なスタッフのクリエイティブにも触れながら、「継ぎ足していった秘伝のタレのように、僕らの芝居もそうなっていると嬉しい」と噛みしめるように語った。
同じく万屋メンバーである阪口さんも「過去のTVシリーズのエンディングが取り入れられていたり、15年続けきたものがこういう形になるんだな」と感慨深げに語り、神楽役・釘宮さんも「楽曲とアクションがマッチして展開が高まっていくところが胸にグッときて、ずっと応援してくださっていたみなさんも絶対高まってくれるなと思った」と15年という年月の積み重ねを振り返った。
そんな熱い思いを語る中でも、桂小太郎役の石田さんは「銀時、高杉、桂の三人が反目し合いながらも底のほうで繋がっている、絆のようなものが描かれていて、すごくいい話」と言いながらも、「そこは『銀魂』なので、いい話だけで終わらないのは皆さんのご期待の通りです! 心の中で『桂、しつこいよ!』とツッコミながら観ていただきたい」と笑いを誘った。
シリーズ最後となる本作で監督を担当した宮脇さんは「大変なことはたくさんありましたが、その度に周りの皆さんが助けてくださり、キャストの皆さんも励ましてくださって、ここまでたどり着けて本当によかったと思っています」と壇上で緊張した様子を見せながらも、あらためて感謝を述べた。
今だから言える「ありがとう」と「ごめんなさい」
さらに舞台挨拶では、キャスト陣による15年たった今だからこそ言える「ありがとう」と「ごめんなさい」エピソードを披露するコーナーに突入。杉田さんは、TVシリーズでの「千の風になって」をうろ覚えで歌うシーンを取り上げ、「真面目に歌わなくてごめんなさい。でもあれは台本に『うろ覚えで歌えなくなる』って書いてあったんです! スタッフの皆さんありがとう、ふざけんな!」と収録秘話を暴露。
阪口さんは、万事屋メンバーを共に演じてきた杉田さんと釘宮さんの二人に対して「二人と現場に来ると楽しくて、ポジティブになれたので助かったし、支えられた時期があった」と感謝の気持ちを伝えた。釘宮さんは自分自身に対し、「最初は下ネタなんて絶対言いたくなかったのに、どんな汚い言葉も台本にあればさらりとつぶやけるようになった」として、「ピュアな時代の釘宮さん、ごめんなさい!」と絶叫。
定春役の高橋さんは、かつて30歳以上が受けられるアイドルオーディションを受け、選考が進んでしまい事務所をザワつかせたことを明かし、「『銀魂』ではお通ちゃんの役も演じていて、アイドルへの憧れがあったので…」と予想外の「ごめんなさい」エピソードを披露した。
「鬼滅」や「エヴァ」ネタも
様々な「ありがとう」「ごめんなさい」エピソードが披露される中でも、お家芸と言っても過言ではないパロディいじりを行う場面も。石田さんは「『鬼滅の刃』が当たっていいなと思っていて、ごめんなさい! 『銀魂』がんばれ!」とエールを贈り、鈴村さんも自身のラジオで「『鬼滅の刃』と『銀魂』どちらが好きか」という質問を受けた際に、「勢いで『鬼滅の刃』と答えてしまってすみませんでした!」とコメント。
さらにシークレットゲストとして神威役の日野聡さんからのサプライズメッセージが公開。
『鬼滅の刃』で煉󠄁獄杏寿郎役を演じる日野さんを“縁起の良い”ゲストとして、鬼滅ブームにあやかる姿勢がうかがえる一幕となった。
舞台挨拶の終盤には、イベントではすっかり恒例の原作者・空知英秋さんからの手紙も披露された。
『新世紀エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明さんの名前とともに、同月に公開となる、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の話題にも全力で乗っかる手紙となった。<空知英秋の手紙>
とうとうこの日が来てしまいましたね。
幾度も終わる終わる詐欺を繰り広げて来たこのアニメも、
間もなく本当の終わりの時を迎えます。心の準備はできたでしょうか。
泣いてサヨナラするのも、笑ってサヨナラするのも自由。
みなさんそれぞれの、らしいと思うやり方で、
彼等、彼女等との最後の逢瀬、楽しんでもらえたらと思います。
え?僕ですか?僕は......多分泣いちゃうでしょうね。
心待ちにしつつも、この日が来なければいい、
そう思ってもいたから。
...けど涙を拭いて、きっとこう言うと思う。
さらば、シンジ、レイ、アスカ。
さらば、全てのエヴァンゲリオン!
シン・エヴァンゲリオン劇場版1月23日ロードショー!!
みんなぜってー観に行こうな!!
......え?違う?「あんの」じゃなくて、「あほの」ひであきの方の奴?
いやでもどっちのひであきも終わる詐欺やってるけど。
すみません、そっちの方の奴は特に言う事ないです。
多分ひであきのあほの仲間たちが、全部映画にぶち込んでくれているので。
なので僕らは、銀魂は、サヨナラも言わなくていいですよね。
きっとまたいつかどこかで。
ありがとうきびうんこ。
あほのひであき
イベントの最後には、宮脇監督と杉田さんからファンへのメッセージが贈られ笑いと感動が溢れたイベントは幕を閉じた。
©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
本当に終わるんだよな…??
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