HoneyWorks史上、もっとも多くの曲を書いた2020年
──最後に、今年迎えたHoneyWorksの10周年という節目についてもお聞きしたいです。2020年はみなさんにとってはどんな1年になりましたか?Gom ひたすら曲を書いていましたね。去年までと比べて、曲を生み出すことがあんまり苦じゃなくなったんです。
毎回、結構死ぬ想いで生み出していたんですけど、うまく制御できるようになって、楽しみながらどんどん書けるようになってきたなと思います。
楽曲制作って、たとえばアレンジひとつとっても、ずっとこだわり続けることができるんですよ。
「もっと良い曲にしよう」と思ったら、延々と他の楽器を足してみたり、引いてみたりとか。ただその試行錯誤が、気づいたらループしていることがある。そういう意味のない作業を延々と続けるっていうのが減ったのかなって感じですね。
shito こんな情勢ですけど、自分がやっていることは例年と変わらずでした。ただ引きこもって曲を書いているという……。
ポジティブに作品づくりに集中できる環境があるので、変わらず自分たちの思うエンターテインメントを提供できたかなとは思いますね。たぶん、今年が過去一番多く曲を書いていると思うんですよ。
ヤマコ 曲数は毎年言ってるよね(笑)。そのたびに更新し続けてる。
shito どれだけ作品の幅が広がっても、やっぱり自分たちにとっての軸は動画投稿なんですよ。たとえば映画をやるとなっても、「オープニングとエンディングで2曲分の動画をつくれる!」って考えちゃう。
shito 確かに、今年は発表の多い年だった。
Gom それはよかったことかもしれないね。
──2021年、HoneyWorksにはどんな展開が待っていますか?
Gom 2月に公開される映画『樹海村』の主題歌をCHiCO with HoneyWorksのほうで担当しています。ホラー映画の主題歌をチコハニがやるのはかなり新鮮だと思うので、楽しみにしてほしいですね。
あとは既存のキャラクターの続編で出来上がっているものもあって……とにかくいろいろ並行して制作を進めています。
インターネット発と呼ばれる音楽たち
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作品情報
HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”
- 公開
- 2020年12月25日
- 原作/音楽
- HoneyWorks
- 監督
- 室井ふみえ
- 脚本
- 成田良美
- キャラクターデザイン
- 大島美和
- 制作プロデューサー
- 松尾亮一郎
- 制作
- CLAP
- エグゼクティブプロデューサー
- 紀伊宗之
- 企画・プロデュース
- 斎藤俊輔
- プロデューサー
- 小出大樹
- 製作
- LIP×LIP Movie Project
- 配給
- 東映
関連リンク
HoneyWorks
クリエイターユニット
HoneyWorks(通称:ハニワ)は、ニコニコ動画、YouTubeなどの動画投稿サイトを中心に活動する、関連動画総再生回数7億回を超えるクリエイターユニット。
音楽性は「キュンキュン系」「青春系」と呼ばれるポジティブ系ロックを主体とする。
楽曲を元にしたシリーズプロジェクト「告白実行委員会」では様々なキャラクター達が物語を展開し、小説やテレビアニメなどのメディアミックスも行なっている。
HoneyWorks原案小説は累計260万部を突破するベストセラー。
また、ジャニーズWEST、戸松遥、麻倉もも、Geroなどへの楽曲提供も行なっている。
CHiCOをボーカルに迎えたユニット「CHiCO with HoneyWorks」では「アオハライド」「まじっく快斗」「銀魂」「恋は雨上がりのように」「ハイキュー!!」など大人気テレビアニメのテーマソングを担当。
「告白実行委員会」シリーズから「LIP×LIP(勇次郎・愛蔵/CV:内山昂輝・島﨑信長)」や「mona(CV:夏川椎菜)」などのアイドルキャラクターも登場し、ますます活動の幅を広げている。
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