「カチコチTV」──その言葉の響きから、人は何を想像するのだろうか?
12月某日、FANZAからとある挑戦状がKAI-YOU.netに突きつけられた。12月からFANZAでスタートする、“どすけべな番組および記者会見”のPRを頼まれたのである。
しかし、である。
「エロもポップ」を裏テーマに掲げるとはいえ、全年齢対象のカルチャー系メディアであるKAI-YOU.net。その一員として取材する筆者も、ここはひとつどうにか健全に記事を執筆せざるを得ない。
図らずも「卑猥な単語が飛び交う記者会見」を「絶対に卑猥な単語を使わずにレポート」しなくてはいけなくなった。
取材・文:ミクニシオリ 編集:恩田雄多 撮影:宇佐美亮
番組でさまざまな検証を行うセクシー女優の八木奈々さん、相沢みなみさん、七沢みあさん、伊藤舞雪さんだ。ここにいるからには、何か話をするのだろう。そんな程度に思っていた。 会場には記者席も設けられていて、スーツ姿の人も多かった。
想像よりも真面目な会見なのかな…と、安堵した矢先、MCが口にした「会見中の諸注意」に耳を疑った。 「本日の会見では、スマートフォンでの通話や飲食、そして興奮による下半身の性的なご起立(※実際はもっと直接的な表現を使用)が禁止となっています」
あぁ、やっぱりFANZAだね。
油断できない。ポップカルチャーメディアの人間として、気を引き締めざるを得なかった。 まずはMCからコメンテーターの2人に質問が投げかけられる。「カチコチTV」とはどんな番組なのかと。会見っぽい質問がされたので胸をなでおろした。 なお、本題に入る前にこちらからも諸注意がある。ここから先、現場では全年齢カルチャーメディアとしてはNGなワードがてんこ盛りだった。
そのため、KAI-YOU.netでは現場での発言は全年齢向けに言い換えているため、当日の現場でのやりとりそのままではなく、恣意的に編集されている点をご了承いただきたい。
番組内ではさまざまな検証が行われていくのだが、名物企画は「興奮によって下半身の一部が天を衝くような挙動が禁止されるデート」らしい。 ちなみに正式名称は「NO●起デート」。これだと記事が伏せ字だらけになってしまうため、本記事内では「●起」を別の表現に言い換えていく。
要は「一般男性がセクシー女優にさまざまな誘惑を受けながらデートをする中、興奮が目に見えてわかる状態になったらアウト」という低俗で高尚な検証を行っていく……のだそうだ。
ちなみにアウトの判定は、審判となる人物が触診で確認するという。出演する一般男性たち(と審判)はいったいどんな気持ちなのだろうか。
順番に、番組への意気込みが健全に語られていたのだが、徐々に雰囲気がおかしくなっていく。 彼女たちは番組内で男性を興奮させる側だが、どうやら会見でも我慢できない人物がいたようだ。 2人目・七沢みあさんがマイクを両手持ちしているのを見て、森田さんが「マイクを何かに見立ててるのか!」とツッコミを入れる。 すると3人目・相沢みなみさんが、妖艶な表情でマイクを触り始めたのだ。 まるで小宮さんと森田さんの2人を興奮させようとしているかのように。 まさに一触即発。これがセクシー女優たちのプライドなのか。少しでもいやらしい空気が流れると、連鎖反応のように興奮する女性が出てきてしまう。
常人には理解できない性(さが)か──まことに不可思議なことがたくさん起こったこの記者会見、とはいえ我々はあくまで冷静な目線を貫かねばいけないのである。
12月某日、FANZAからとある挑戦状がKAI-YOU.netに突きつけられた。12月からFANZAでスタートする、“どすけべな番組および記者会見”のPRを頼まれたのである。
しかし、である。
「エロもポップ」を裏テーマに掲げるとはいえ、全年齢対象のカルチャー系メディアであるKAI-YOU.net。その一員として取材する筆者も、ここはひとつどうにか健全に記事を執筆せざるを得ない。
図らずも「卑猥な単語が飛び交う記者会見」を「絶対に卑猥な単語を使わずにレポート」しなくてはいけなくなった。
取材・文:ミクニシオリ 編集:恩田雄多 撮影:宇佐美亮
しょっぱなからFANZAの“洗礼”を受ける
記者会見は、少し異様な絵面でスタートした。ステージ中央の机には、番組で実際にコメンテーターをつとめるお笑い芸人、三四郎・小宮浩信さんとさらば青春の光・森田哲矢さんが並び、その後ろにはきらびやかな女性たち。番組でさまざまな検証を行うセクシー女優の八木奈々さん、相沢みなみさん、七沢みあさん、伊藤舞雪さんだ。ここにいるからには、何か話をするのだろう。そんな程度に思っていた。 会場には記者席も設けられていて、スーツ姿の人も多かった。
想像よりも真面目な会見なのかな…と、安堵した矢先、MCが口にした「会見中の諸注意」に耳を疑った。 「本日の会見では、スマートフォンでの通話や飲食、そして興奮による下半身の性的なご起立(※実際はもっと直接的な表現を使用)が禁止となっています」
あぁ、やっぱりFANZAだね。
油断できない。ポップカルチャーメディアの人間として、気を引き締めざるを得なかった。 まずはMCからコメンテーターの2人に質問が投げかけられる。「カチコチTV」とはどんな番組なのかと。会見っぽい質問がされたので胸をなでおろした。 なお、本題に入る前にこちらからも諸注意がある。ここから先、現場では全年齢カルチャーメディアとしてはNGなワードがてんこ盛りだった。
そのため、KAI-YOU.netでは現場での発言は全年齢向けに言い換えているため、当日の現場でのやりとりそのままではなく、恣意的に編集されている点をご了承いただきたい。
小宮「低俗で高尚な検証を行うのがカチコチTV」
番組の内容について、小宮さんが説明してくれた。「カチコチTV」とは、FANZAサイト内で新しく始まる独占配信番組であり「日本の夜をちょっとアツくする番組」なのだそうだ。番組内ではさまざまな検証が行われていくのだが、名物企画は「興奮によって下半身の一部が天を衝くような挙動が禁止されるデート」らしい。 ちなみに正式名称は「NO●起デート」。これだと記事が伏せ字だらけになってしまうため、本記事内では「●起」を別の表現に言い換えていく。
要は「一般男性がセクシー女優にさまざまな誘惑を受けながらデートをする中、興奮が目に見えてわかる状態になったらアウト」という低俗で高尚な検証を行っていく……のだそうだ。
ちなみにアウトの判定は、審判となる人物が触診で確認するという。出演する一般男性たち(と審判)はいったいどんな気持ちなのだろうか。
随所に散りばめられるセクシー女優という“罠”
会見の中盤、ここでやっと後ろに鎮座していたきらびやかな女性たちにもマイクが向けられる。順番に、番組への意気込みが健全に語られていたのだが、徐々に雰囲気がおかしくなっていく。 彼女たちは番組内で男性を興奮させる側だが、どうやら会見でも我慢できない人物がいたようだ。 2人目・七沢みあさんがマイクを両手持ちしているのを見て、森田さんが「マイクを何かに見立ててるのか!」とツッコミを入れる。 すると3人目・相沢みなみさんが、妖艶な表情でマイクを触り始めたのだ。 まるで小宮さんと森田さんの2人を興奮させようとしているかのように。 まさに一触即発。これがセクシー女優たちのプライドなのか。少しでもいやらしい空気が流れると、連鎖反応のように興奮する女性が出てきてしまう。
常人には理解できない性(さが)か──まことに不可思議なことがたくさん起こったこの記者会見、とはいえ我々はあくまで冷静な目線を貫かねばいけないのである。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント