9月26日(土)・27日(日)の2日間、原宿のGallery COMMONで開催される。
実際にアメリカで暮らしたAwichによる取り組み
今回の取り組みは、ブラックカルチャーに影響を受け、実際にアメリカで生活をしていたAwichが発起人となって開催される。開催の目的は「Black Lives Matter」運動の認知拡大。アメリカのミネソタ州ミネアポリスで、黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官によって殺害されたことを背景とした運動を、展覧会を通じて発信する。
参加するのはファッションブランドやイラストレーターなど様々なジャンルのアーティスト/クリエイター。
「謎のステッカー集団」として知られ、東京を代表するストリートブランドの1つ「BlackEyePatch」や、Awichさんのミュージックビデオの多くを手がける映像作家・新保拓人さんとのダブルネームの作品を展示。
ほかにもBobby Yamamoto(YouthQuake)さん、GUAPULARさん、GUCCIMAZEさん、Jun Inagawaさん、UTOPIE(Kosuke Kawamura × YOSHIROTTEN)、Yuki Nakajoさんといった面々が参加する。
会場ではAwichさんと「BlackEyePatch」のダブルネームで制作されたTシャツを販売。収益は不当に逮捕された黒人たちの保釈金や弁護士費用などのサポートを行うベイル・ファンドに寄付される。
Awichさんコメント
2013年のトレイヴォン・マーティン射殺事件から始まったハッシュタグ、「ブラックライブスマター」は2020年のジョージフロイド殺害事件でグローバルなデモ運動へと発展しました。
世界的なコロナ禍も重なる中、考えさせられたことは、差別やパンデミックなど、人類がこれから直面するであろう数々の問題にどういう気持ちで私たちは向き合えばいいのかということです。
それぞれの人種や国が孤立して、お互いに自分たちだけのための自由や富や資源をめぐって争うのか、それとも人間達が今までの枠を超え、世界的な団結でそれぞれの問題に取り組むのか・・・今の私たちの判断が、この先の世界の形を作っていくのかもしれないと思っています。
だから私たちは「Unity」団結を選びます。綺麗事じゃない。もともと人種や国家の枠なんて作り物だと思ってる。同じ人間という生き物。お互いに理解し合えば虚構のパーティション(仕切り)はめくれてくる。
今回の展示会はそんな思いのもと、沢山のアーティストが協力してくれて実現しました。
賛同してくれた皆さんへも心からの感謝とリスペクトを送ります。
そして、今回は私の娘であるYomi Jahも黒人の血が入った一人として、父親を亡くした経験を持つ子供として、彼女の思いを込めた絵を出展させて頂きました。
私たちの「Unity」への思いが詰まったエキシビション、是非ご覧ください。
アジアを代表するラッパー・Awich
Awichさんはヒップホップクルー・YENTOWNに所属するラッパー・シンガー。2008年にアメリカ人の男性と結婚・出産した後、起業学とマーケティングの学士号を取得するも、帰国を前にして夫が銃殺されるという悲劇的な経験をしている。
2019年にRed Bullと88risingで共同制作されたドキュメンタリー「ASIA RISING」では、アジアを代表するラッパーとして紹介されている。
いま思考することが求められるトピックス
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イベント情報
Black Lives Matter Charity Exhibition 「Unity」
- 日時
- 2020.09.26〜27 12:00〜19:00
- 場所
- Gallery COMMON
- 東京都渋谷区神宮前6丁目12−9-1F
- 参加アーティスト
- Awich × BlackEyePatch
- Awich × 新保拓人
- Bobby Yamamoto (YouthQuake)
- GUAPULAR
- GUCCIMAZE
- Jun Inagawa
- UTOPIE (Kosuke Kawamura × YOSHIROTTEN)
- Yuki Nakajo
- and more
- Information
- http://awich.jp/
- 主催
- Awich
- 企画/運営
- and music
- 協力
- en one tokyo
- 協賛
- UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- デザイン協力
- Yukio Sugaya
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