声優事務所の響、SNSでの誹謗中傷・迷惑行為に対して「警察へ被害届を提出」

声優事務所の響、SNSでの誹謗中傷・迷惑行為に対して「警察へ被害届を提出」
声優事務所の響、SNSでの誹謗中傷・迷惑行為に対して「警察へ被害届を提出」

響/画像は公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • 声優事務所の響がSNS上での迷惑行為に対応
  • 警察へ被害届提出、発信者情報開示請求も
  • ルールとマナーを守っての利用を呼びかけ
ブシロードグループで声優マネジメントなどを展開する響(ブシロードムーブ)は、TwitterをはじめとするSNS上で所属声優への迷惑行為を行うアカウントへの対応を開始した。

公式サイトの発表では、SNS上の削除申請・ブロックに加え、「警察への被害届の提出を含む手続・相談および発信者情報開示請求の手続きを開始しました」と報告。

今後も誹謗中傷や迷惑行為などを発見した場合、止むを得ず同様の対応を行う可能性に触れつつ、ルールとマナーを守っての利用を呼びかけている。

ブシロードグループの声優事務所・響

響の迷惑行為への声明/画像は公式サイトのスクリーンショット

トレーディングカードゲーム『カードファイト!! ヴァンガード』や次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!」(バンドリ)などを展開するブシロード。

響はブシロードのグループ会社の1つとして、声優のマネジメント事業、広告代理店事業、ラジオ番組・イベント制作事業などを展開している。

同社では5月14日、「弊社所属声優に対する迷惑行為について」という声明の中で、声優に対する誹謗中傷、根拠のない偽情報の流布、恫喝行為について言及(外部リンク)。 顧問弁護士を通じ法的手段を講じること、および警察への通報・告訴の可能性も示唆していたが、その後も誹謗中傷、迷惑行為が続いており今回の発表に至った。

ネット上の誹謗中傷 社会問題に

2020年5月24日以降、恋愛リアリティ番組『テラスハウス』に出演中だった木村花さんの訃報が大きく報道された。

木村花さんの死を巡っては、その背景には、番組の恣意的な演出や、その結果としてインターネット上で巻き起こった誹謗中傷の存在が指摘されている。

ネット上での誹謗中傷の防止については、国会でも協議されるほど関心が高まっている。

6月4日には、アニメ『進撃の巨人』のミカサ役などで知られる声優・石川由依さんの所属事務所が、本人や家族、事務所対する脅迫事件について、「警察より逮捕とのご連絡をいただきましたことをご報告致します」と発表したばかり。

石川由依さんの所属事務所は5月の時点で「弊社所属の石川由依本人や家族、事務所に危害を加えるといった悪質な投稿が続いていることから、警察に被害届を提出しております」とTwitterで投稿していた

もちろん、著名人への誹謗中傷はもちろん声優に限らない。

ブシロードグループの創設者で取締役の木谷高明さんは、Twitterで「ブシロードグループに所属する声優、レスラー等への迷惑SNSは止めてください」と言及。 同グループは2012年より、日本のプロレス団体・新日本プロレスの親会社にもなっている。

より良い未来を

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