ゲーム『バンドリ！ガルパ』開発のCraft Egg、運営から離脱　ブシロード主体に

スマートフォン向けゲーム『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』（通称・ガルパ）が、2024年1月4日（木）からブシロード主体で開発・運営されることが発表された。

2017年のリリースから共に運営していた開発会社・Craft Egg（クラフトエッグ）は開発・運営から離れ、今後はブシロードが運営を展開していく。

公式サイトの発表では、プロデューサーであるCraft Eggの湯田雅さんからのメッセージも公開されている。

なお、運営会社は変更されるものの、ゲームデータ（有償アイテム・未使用残高等を含む）はブシロードにそのまま引き継がれるため、ユーザーは変更なく利用できる。

「バンドリ！」プロジェクトの中核を担ったCraft Egg

『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』は、ブシロードとCraft Eggが共同制作し、2017年3月にリリースされたスマートフォン向けリズム＆アドベンチャーゲーム。

ブシロードが展開するメディアミックス作品「BanG Dream!（バンドリ）」の中心的プロジェクトであり、2024年3月にはリリース7周年を控えている。

サイバーエージェントグループの子会社であるCraft Eggは、当初から『ガルパ』の共同制作に参画。

およそ7年間にわたり、アニメなどが展開されてきた「バンドリ！」プロジェクトの中核を担い、かつCraft Eggを代表するゲームとして、公式サイトでも大きく紹介されている。

プロデューサー「運営をご一緒していくのが困難に」

『ガルパ』プロデューサーをつとめるCraft Egg・湯田雅さんは、公式サイト内で運営を継続できなかったことを謝罪。

「株式会社Craft Eggは、ガルパの運営から離れることとなりました。また、同じタイミングで、私や沢村もガルパのプロデューサーではなくなります」と説明した。

その上で「Craft Eggが運営をご一緒していくのが困難になったため、ブシロード様と協議の上、今後はブシロード様主体での運営をお願いすることとなりました」と報告。

今後について、「ブシロード様主体でガルパ、及びバンドリ！の世界は続いていきますので、引き続き彼女たちの物語を応援していただけると嬉しいです」と呼びかけた。

なお、同日、Craft Eggは自社通販サイトを2024年1月4日にクローズすると発表している。

今後の運営体制の変更について、プロデューサーレターを公開いたしました。ご一読いただけますと幸いです。

▼プロデューサーレターhttps://t.co/wmiupbqdE7#バンドリ #ガルパ pic.twitter.com/qc65OOecIS

— バンドリ！ ガールズバンドパーティ！ (@bang_dream_gbp) December 18, 2023

ブシロード「Craft Eggスタッフの皆様の想いを引継いで運営」

一方、「バンドリ！」プロジェクト総合プロデューサーで、ブシロードミュージック社長の根本雄貴さんのメッセージも公開。

『ガルパ』が今後も「バンドリ！」プロジェクトの中核を担うとしつつ、「ブシロード主体での運営となりますが、湯田さん、沢村さんはじめCraft Eggスタッフの皆様の想いを引継いで運営していきます」とコメント。

2025年に迎える「バンドリ！」プロジェクト10周年に向け、「長きにわたって皆さまに楽しんでいただけるよう努めて参ります」と説明した。