株式会社ブシロードのグループ分析組織・アニメデータインサイトラボが8月13日(木)、2026年夏アニメの注目度を分析した調査結果を発表した。
2026年夏アニメ全73作品を対象に、Google検索量とXの投稿量から、放送初週の注目度と4週目までの推移を分析。初週では『無職転生Ⅲ』がGoogle検索量をもとにした「トレンドスコア」で首位となった。
一方、放送開始後に大きく数字を伸ばした作品として『ヤニねこ』は4週目のトレンドスコアが初週比250%、『さよならララ』もX投稿量をもとにした「ファンスコア」が214%を記録している。
『無職転生Ⅲ』初週の検索量で首位 『BLEACH』『攻殻機動隊』も上位に続く
今回の調査では、各作品の放送1週目から4週目までを分析。Google検索量を「トレンドスコア」、X投稿量を「ファンスコア」として、それぞれ全作品の初週最大値を100とする相対値で比較している。
初週のトレンドスコア
初週のトレンドスコアでは、TVアニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』第3期にあたる『無職転生Ⅲ』が首位。
同じ基準で比較した2026年春アニメ首位『Re:ゼロから始める異世界生活』の約2.2倍となり、同ラボは「シリーズ3期目にして最大級の立ち上がり」と分析している。
『無職転生Ⅲ』/(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生Ⅲ」製作委員会
2位には『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』、3位には『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』と話題作が続いた。初週TOP10のうち6作品をシリーズ再始動/スピンオフ系が占めており、長く続くシリーズ作品への期待が初週の数字に強く表れた格好だ。
初週のファンスコア
一方、X投稿量によるファンスコアでは『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』が首位。『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』『無職転生Ⅲ』も上位に入っている。
『ヤニねこ』放送後に急伸──検索量は初週の2.5倍に
初週とは異なる動きを見せたのが、にゃんにゃんファクトリーさんの漫画を原作とするTVアニメ『ヤニねこ』だ。
タバコと酒、怠惰を愛する猫耳の女性・ヤニねこの日常を描くギャグ作品で、2026年7月からTOKYO MX、BS11ほかで放送されている。
4週目時点のトレンド維持率
初週時点では、トレンドスコアが新作3位、ファンスコアが新作5位。それが放送2週目には、トレンドスコアが初週の約3倍、ファンスコアが約3.6倍まで急伸した。
4週目でもトレンドスコアは初週比250%で全作品1位、ファンスコアも173%で全作品2位。放送開始前の期待だけではなく、実際に本編が放送されてから検索する人やXで作品について投稿する人が増えたことが数字に表れている。
『さよならララ』X投稿量が初週比214% ファンの“語り”が広がる
もう一つ、放送後にスコアが伸びたのがオリジナルTVアニメ『さよならララ』。
アニメーション制作会社・キネマシトラスの15周年記念作品で、人魚姫のララが現代の滋賀県・琵琶湖へやってくる物語だ。
初週のファンスコアは新作8位だったものの、その後もXでの投稿量が増加。4週目には初週比214%となり、全作品で最も高いファン維持率を記録した。
ファン維持率ランキング
一方、Google検索量をもとにしたトレンド維持率は67%。
検索量以上にXでの投稿が増えていることから、アニメデータインサイトラボは、感想や考察などがファンの間で連鎖する「語りたくなる」タイプの作品と分析している。
『ヤニねこ』『さよならララ』が示す、アニメ人気の「初速」と「後伸び」
今回の調査で、新作アニメの4週目における平均維持率は、トレンドスコアで57.6%、ファンスコアで77.0%だった。
そうした中、検索量を初週比250%まで伸ばした『ヤニねこ』、X投稿量を214%まで伸ばした『さよならララ』は、放送開始後に注目を拡大した例と言えそうだ。
4作品ファン維持率
一方で『無職転生Ⅲ』のように放送初週から大きな関心を集める作品や、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』のように長年のシリーズへの期待が初週に集中する作品もある。アニメの話題性は、放送開始時点の数字だけでは捉えきれないようだ。
なお、今回のトレンドスコアとファンスコアは、あくまでGoogle検索量とX投稿量をもとにした指標。検索や投稿の内容が好意的か否かまでは判別しない。
また、続編やスピンオフ作品についてはシリーズ名で集計されており、過去作品を含むシリーズ全体への関心も数字に含まれる。
©️Anime Data Insight Lab
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