漫画『満州アヘンスクワッド』が、作画担当・鹿子さんの逝去による休載から復活。10月5日(月)発売の『ヤングマガジン』45号から新体制で連載を再開する。
同作の作画を担当していた鹿子さんは、2025年11月に脈絡膜悪性黒色腫により37歳で亡くなっていた。生前の鹿子さんは「自分の身に何かあった場合は代筆の方を立てて物語を完結させてほしい」と語っていたことが編集部から明かされている。
『ヤングマガジン』45号には、第216話と第217話を掲載。第216話は、生前の鹿子さんが描き上げた11ページに、原作担当の門馬司さんとアシスタント陣が再構成した12ページ目を追加したものとなる。
第217話からは、かつて鹿子さんと共に漫画『キングダム』のアシスタントをつとめていた兄弟子・ツルシマさんが作画を担当する。
鹿子さんの遺志を継ぎ兄弟子・ツルシマが作画を担当
『満州アヘンスクワッド』は、第二次世界大戦前の満洲を舞台に、家族を守るためにアヘン製造に手を出した主人公・日方勇を描くクライムサスペンス漫画。
2020年4月から講談社の漫画アプリ/Webサイト「コミックDAYS」連載が開始し、2021年9月より『週刊ヤングマガジン』に移籍している。
編集部が連載再開に際して公開した発表文では、鹿子さんの死後、その遺志を受け、後継となる作家を探すことに。
その中で、鹿子さんと同じく『キングダム』のアシスタント出身であり、『ヤングマガジン』で『シキュウジ-高校球児に明日はない-』『極悪転生』などの作品を連載してきたツルシマさんが作画を担当することになったという。

『満州アヘンスクワッド』連載再開に際して『ヤングマガジン』編集部が発表した声明/画像は作品公式Xから
編集部は、新体制となった第217話について「鹿子先生が生み出した個性豊かなキャラクターデザインを大切に受け継ぎながら、そこにツルシマ先生ならではの迫力ある筆致が加わりました。多彩な表情、見開きの力強さ、画面を満たす重厚感。そのすべてから、この作品を受け継ぐ覚悟と情熱が伝わってくる、素晴らしい原稿です」とコメント。
「作画のクオリティに圧倒されると同時に、『また、このキャラクターたちに会えるんだ』と、編集者である以前にひとりの読者として胸が熱くなりました。こうして再び物語の続きを皆様にお届けできることを、本当に幸せに思います」と綴っている。
ツルシマの師匠である『キングダム』原泰久もエール
今回の連載再開に際し、鹿子さんとツルシマさんがアシスタントをつとめていた『キングダム』の作者・原泰久さんも自身のXへ想いを投稿している。
「ツルシマは鹿子と苦楽を共にした兄弟子にあたります。生前鹿子はキングダム一門の誰かが作画を引き継いでくれたら、と言い残していました。引き受けたツルシマの覚悟は相当なものです」と鹿子さん、ツルシマさんの想いを紹介。
「頑張れツルシマ!」とエールを贈っている。
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