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「狂人ジョーカーのモデルは“喜劇王”チャップリン」監督語る

「狂人ジョーカーのモデルは“喜劇王”チャップリン」監督語る

『ジョーカー』

POPなポイントを3行で

  • 公開目前『ジョーカー』モデルは「喜劇王」チャップリン?
  • 監督トッド・フィリップスが語る2人の共通点
  • ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞
10月4日(金)に日米同時公開を控えるサスペンス・エンターテイメント映画『ジョーカー』の裏話を、監督のトッド・フィリップスさんが明らかにした。

フィリップスさんが主人公・ジョーカーのモデルの1人として名前を挙げたのは、「喜劇王」チャップリンだった。

このことに関して、多くは説明しないながらも「アーサー(のちのジョーカー)はチャップリンという考えがある」と語っていることから、2人の置かれた厳しい境遇や、それに対する立ち向かい方を重ねていることがうかがえる。

公開目前にして最注目作品

『ジョーカー』は、アメコミの『バッドマン』シリーズに登場する最大の敵・ジョーカーが悪の存在へと変貌を遂げた過去を描いた作品。

ヴェネチア国際映画祭で行われた世界初上映の後は8分間ものスタンディングオベーションが続き、最高賞である金獅子賞を受賞した。
映画「ジョーカー」本予告
アメコミを原作とする作品が世界三大映画祭で最高賞を受賞するのは『ジョーカー』が初めてであり、その点でもさらに話題を集めた。一般公開前にして既にアカデミー賞最有力候補とも言われている、見逃せない作品である。

ジョーカーとチャップリンの共通点とは

のちに狂気の悪・ジョーカーとなったアーサーと喜劇王・チャップリンの共通点は「ドン底の生活」だ。

アーサーは、貧しい街で大道芸人(ピエロ)をしながら母と2人で暮らしている。母の「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を守り、苦しくても笑顔を忘れずに生活していた。

一方、チャップリンの境遇も非常に似ている。幼くして両親と離ればなれになり、その後は兄と孤児院を転々としながら困窮した生活を送っていた。そんな中でもチャップリンは俳優をこころざし、多くの苦労を乗り越えた末に誰もが知るコメディ映画界のトップへと登りつめたのだ。

また、劇中でもジョーカーとチャップリンの重なりを連想させる場面がある。

映画『モダン・タイムス』でチャップリンが作曲したテーマ曲「スマイル」をバックにジョーカーは「俺の人生は悲劇だ──いや違う、喜劇だ。」と呟くが、これはチャップリンの「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」という言葉を思わせる。
映画「ジョーカー」US版予告
悪のカリスマとして多くの人を混乱に陥れたジョーカーと、痛快な風刺で多くの観客を楽しませたチャップリン。この2人を重ね、また対比して映画を観るのも良いだろう。

(c)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved “TM & (c) DC Comics”

公開前に予習をしよう

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作品情報

『ジョーカー』

公開日
2019年10月4日(金) 全国ロードショー
配給
ワーナー・ブラザーズ映画

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