リアルタイムで音楽を同期 Spotifyのソーシャルリスニング機能に膨らむ期待

リアルタイムで音楽を同期 Spotifyのソーシャルリスニング機能に膨らむ期待
リアルタイムで音楽を同期 Spotifyのソーシャルリスニング機能に膨らむ期待
音楽ストリーミング配信サービス・Spotifyの「ソーシャルリスニング」と呼ばれる未発表機能が明らかになった。

未公開のアプリ機能のコードを解析しているソフトウェアエンジニアのJane Manchun WongさんがTwitterで報告し、海外メディアが次々に報道している。 この機能は、共有されたQRコードをSpotifyアプリでスキャンするだけで、誰でもリアルタイムでプレイリストに曲を追加できるというもの。

Spotifyにはプレイリストを共有できる機能があるが、「ソーシャルリスニング」はリアルタイム共有用に設計されており、今後この機能が拡張されて、離れた場所にいてもリアルタイムで同じ曲を聴くことができる可能性がある。

ただし、今回発見されたこの機能は現在Spotifyの従業員のみ使用できるものと思われ、そもそも一般向けに実現するかどうかは現時点では不明だ。

ソーシャルリスニング機能の解析

Spotifyはこれまでにも、音楽の共有に関する様々なユーザー体験を実現して来た。

単なるリンクだけではなく、SNS、特にインスタグラムでもSpotifyの音楽を共有できるようなストーリー投稿機能や、Spotifyコードと呼ばれるQRコードに近い発想で、Spotify内にある全楽曲、アーティスト、アルバム、シングル、プレイリスト単位で自動的に生成される特殊なバーコードによる共有。

Spotifyコードの例/スマホのアプリから読み取ることができる

さらにはSpotify上でフォローしているアカウントが今どんな音楽を聴いているのかを知ることができるタイムライン(PC版のみ)など多岐にわたる。

Jane Manchun WongさんがSpotifyのAndroidアプリを解析して新たに発見した“リアルタイムでプレイリストに曲を追加できる”機能は、そこから拡張して特定の共有したい人とリアルタイムで同じ曲を聴くことができる機能になるのではないだろうかとされている。 彼女が解析して投稿したスクリーンショットによると、ソーシャルリスニングは、「Connect With Friends」という新しいボタンをクリックすることで先述のSpotifyコードが現れ、ここでは他人のQRコードをスキャンすることも、自分のものを共有することもできる。

そして、アカウントが接続されると同じリストで同時に曲を聴いているすべてのユーザーが表示され、その中の人であれば誰でも流れている音楽をコントロールできる機能になっているのだ。

離れていてもパーティーができる?

“どんなに離れた場所にいても、一緒に同じ音楽体験ができる”なんて想像したらとてもワクワクする。

ソーシャルリスニング機能が実現すれば、離れていても友人同士で、オススメの曲をかけあいながらそれぞれの自室で酒を飲み交わすことも可能だからだ。

実現されるか否かは未知数だが、Spotifyにとっても、ユーザーが友人にアプリをダウンロードして同期させるよう促すことができるため、さらなる成長をもたらす可能性がある。

何より、数々の音楽ストリーミングサービスが乱立する現状において、他の競合するストリーミングサービスと差別化を図る大きな武器になるはずだ。

今後のSpotifyの発表を期待して待ちたい。

いよいよここまで来た

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