さらに石田スイさんはキャラクターデザインのみではなく、世界観設定やゲーム内のイラスト全般、さらにはゲーム中に登場する歌曲の作詞をも行っていることが明らかになった。
およそ7年にわたった『東京喰種 トーキョーグール』の次なるプロジェクトとして始動した「ジャックジャンヌ」への、石田スイさんの本気度がうかがえる。
シナリオは、石田スイさんと『東京喰種 [昔日]』といったノベライズを手がけてきた十和田シンさんの共同制作。
同時に「ジャックジャンヌ」のストーリーやキャラクター設定も解禁され、石田スイさんは作品のコンセプトについて「ジャンルで言えば『少年歌劇』というワードがふさわしいかなと思います」と語った。
『少年歌劇』がコンセプト
本作の舞台となるのは、男性だけで構成される劇団・玉坂座の役者を育成するための3年制の「ユニヴェール歌劇学校」。ユニヴェール、そして玉坂座では、男性が全ての役を演じるのが特徴で、男性役は「ジャック」、女性役は「ジャンヌ」と呼ばれる。
行われる公演が非常にハイレベルであることから、演劇関係者のみならず、学外の一般人からも注目が集まる人気の学校であり、入学するには歌・ダンス・演劇それぞれにおいて高いレベルが要求される難関校として知られる。
『ジャックジャンヌ』は、そんなユニヴェールに入学したとある「少女」の物語でもある。
石田さんは「個人の活動としては『少女漫画』を作るつもりで関わる」とも語り、新しい挑戦であることがうかがえる。
シミュレーション+リズムゲーム
Nintendo Switchで発売されるゲームは、ユニヴェール歌劇学校での生活を通して主人公を育成しつつ、ゲーム中に出現する選択肢などによって仲間たちとの交流を深めてより良い「公演」をつくりあげていく育成シミュレーション要素も。「公演」は石田スイさんによるオリジナル脚本だけでなく、リズムゲームとしてその世界観を楽しむことが可能。3Dキャラクターたちによる華やかなダンスも楽しむことができる。
なお、ゲームの歌曲・BGMの制作は、ドラマ『中学聖日記』などの劇伴を手がけた、作曲家兼音楽プロデューサーの小瀬村晶さんが担当。
コンセプトアート・設定制作は『NiaR:Automata』など数々のコンセプトアートを手がけた浪人さん。3D公演パートにおける振付制作は、乃木坂46をはじめ数多くのアーティストに振付提供を行っているSeishiroさんが担当している。
ブロッコリー取締役の内野秀紀さんは、今後は「東京ゲームショウ」や「ジャンプフェスタ」といったイベント出展を予定しているほか、アニメ化やアプリゲーム化など様々な形で『ジャックジャンヌ』の世界を広げていきたいとしている。
石田スイさんコメント
ジャックジャンヌのキャラクターたち、愛情を注いで育てました。
なかなか可愛い子たちだと思うので、ぜひ遊んであげてください。
みなさんがどのキャラクターに興味を持ってくださるか、とても楽しみにしています石田スイさん
楽しみすぎる新プロジェクト続々
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作品情報
ジャックジャンヌ
【ストーリー】
男性だけで構成された劇団、玉坂座。
男性が女性も演じる玉坂座は、
役者を育てつつ公演を行うユニヴェ-ル歌劇学校も有しており、
そのどちらが行う公演も、圧倒的に煌びやかな世界が観る人の視線を1秒たりとも逃さない。
ユニヴェール歌劇学校では狭き門を突破して入学した才能ある生徒たちが
4つのクラスに分かれて演劇を学び、
ユニヴェール内で最優のクラスという称号を勝ち取るため、競い合っていた。
演劇の道を諦めていた主人公「立花希佐」は、とある出来事がきっかけで
2つの約束を条件にユニヴェール歌劇学校の生徒になることを特別に許可される。
その条件とは、1年の最後にある最終公演で主演になること。
そして、女であることを隠し通すこと…-
自身の夢を叶えるため、所属するクラスのため、
「歯車」となって仲間たちと絆を深めていく主人公。
仲間たちと過ごした先に主人公を待ち受ける未来とは……?
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