原恵一の新作アニメ映画『バースデー・ワンダーランド』 主演は松岡茉優

原恵一の新作アニメ映画『バースデー・ワンダーランド』 主演は松岡茉優
原恵一の新作アニメ映画『バースデー・ワンダーランド』 主演は松岡茉優

『バースデー・ワンダーランド』ビジュアルと、主演の松岡茉優さん

POPなポイントを3行で

  • 原恵一の最新作、アニメ映画『バースデー・ワンダーランド』公開決定
  • 主演は松岡茉優、キャラクターデザインはイリヤ・クブシノブ
  • 監督は「初めての本格的なエンターテイメント映画」とコメント
原恵一監督の最新作となる劇場版アニメ『バースデー・ワンダーランド』が4月26日(金)に公開されることが明らかになった。同時に、特報映像も解禁された。
『バースデー・ワンダーランド』特報映像
主人公アカネ役の声優は、『万引き家族』などで知られる女優の松岡茉優さん。アニメ映画初主演となる。

その世界観を表現するキャラクター・ビジュアルアーティストとして原監督自らが抜擢したのは、気鋭のロシア人イラストレーターであるイリヤ・クブシノブさん。イリヤさんも、日本のアニメ映画のキャラクターデザインをつとめるのは自身初。

世界的に評価の高い監督と、気鋭の2人によって織りなされる、めくるめくファンタジーとなる。

原監督「初めての本格的なエンターテイメント映画」

その名を広く知らしめることになった代表作『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』をはじめ、『河童のクゥと夏休み』や『カラフル』、『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』などを手がけてきたアニメ監督・原恵一さん。

世界35以上の映画賞を受賞し、国内外で高く評価される原恵一監督の最新作となるのが『バースデー・ワンダーランド』だ。

その原監督が「初めての本格的なエンターテイメント映画」とコメントする本作。

累計発行部数50万部突破のベストセラーである、柏葉幸子さんによる児童書『地下室からのふしぎな旅』を原作に、原監督が“まったく新しい映像世界”をつくりあげる。 原監督の独創的な世界観と、それを支えるイリヤ・クブシノブさんによる愛しいキャラクター、さらに自身も原監督の大ファンだという松岡茉優さんを主演に、カラフルな“ワンダーランド”に観客を誘う。 自分に自信がない主人公アカネの誕生日の前日、彼女の前に突然現れた謎の錬金術師のヒポクラテスと弟子のピポ。2人から「この世界を救ってほしいのです」と告げられ、むりやり“ふしぎな世界=ワンダーランド”の救世主にされたアカネは、強引に地下室から続くワンダーランドへ連れ出される。

カラフルでワクワクする見たこともない世界で、さまざまな人や動物たちとの出会いや冒険が描かれる。

原監督、松岡茉優、イリヤ それぞれからコメントも

主人公アカネ役:松岡茉優さんコメント
台本をめくりながら次はどこにいけるのだろう、とワクワクしました。原さんとご一緒させていただくのは二度目ですが、またご一緒したいと思っていたのでうれしかったです。声のお仕事は、力むし、とても心配だし、お邪魔しますという気持ちが強いですが、「アカネ」というキャラクターへの愛情が原さんからビシビシと伝わってきたので、その気持ちに応えたい、原さんの思っている世界に少しでも近づきたいと思って演じました。アカネのように私が救世主にさせられて冒険に連れて行かれたら戸惑うし、前に進めないと思います。しかし、アカネは戸惑いながらも、冒険での人や動物との出会いを通して成長していきます。この作品は勇気を出して少し視点を変えてみると思いがけない世界が広がるかもしれない、ということを教えてくれると思います。楽しみに待っていて欲しいなと思います

監督:原恵一さん
いろいろな作品をつくってきましたが、あらゆる世代に楽しんでもらえる作品をつくりたいと思ったのが企画のきっかけです。僕としては初めての本格的なエンターテイメント映画への挑戦となります。キャラクターデザインを誰にお願いしようかと考えていたときに入った書店で、イリヤの画集に出会い「これだ!」と一目惚れしました。スタイリッシュで個性的なのに、幅広い層から支持される魅力も併せ持っている。僕の初めてのエンターテイメント映画はイリヤといっしょにやりたいと強く思いました。制作は佳境に入っていますが、非常に楽しんで作っており、自信作です。公開を楽しみに待っていて欲しいと思います

(松岡さんとのお仕事について)松岡と初めて会ったのは、僕の初実写映画『はじまりのみち』のオーディションの時でした。当時はまだ高校生でしたが、媚びない目をしていたのが印象的でした。その後ブレイクしたのも我が事の様に嬉しかった。今回のアカネ役もオーディションで決めました。僕が相手役になって即興でのやりとりをしたのがとても楽しかった。本番のアフレコも、自信の無いアカネが少しづつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれました。観客の皆さんに”松岡アカネ”を早く見てもらいたいです

キャラクター/ビジュアル:イリヤ・クブシノブさん
原監督作品を観ていたので、監督にお会いする前からから制作に参加すると決めていました。日本のアニメーション制作現場に入るのは初めてですが、才能がある方ばかりで、やはりレベルが高いです。6才で『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(監督:押井守)を観て、この世界に進もうと決めて、10才からモスクワの美術学院に通い始めました。自分がデザインしたキャラクターが動いているのを初めて観た時は本当に感動しました。原監督と机を並べて仕事をしていますが、アニメーションの作り方から昨日見たテレビの話まで、本当に楽しく会話をしながら作品づくりをご一緒させていただいています。イマジネーション豊かなアニメーションを作る人は、人としても素晴らしいんだなと思いました。原監督は私の師匠で、私も原監督のような素敵なアニメーション監督になりたいです

(c)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会

原監督、イリヤへの過去インタビュー

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