主催者の発表では、12月31日から翌1月1日にかけて現地に集まった人数はおよそ12万人。
カウントダウンがイベント化されて以降、 2017年は10万人、2016年は6万7000人と、数字だけで判断するならば訪れる人は増加している。
際立ったのは観光客とみられる外国人の多さ、そして警察による徹底した交通および入場規制。中心部である交差点への進入経路をはじめ、随所にフェンスが設置され警備されていた。
新たな試みとして注目されたのは、特別協力として参画した任天堂。プロジェクションマッピングを用いて、マリオやルイージがビルの壁面に映し出された。
同時間帯に発生した近場の出来事としては原宿での車の暴走もあったが(外部リンク)、全体としてつつがなく終わった渋谷のカウントダウン当日の様子をレポートしていく。
警察による徹底した封鎖、一部では口論も
ただし、人が自由に動き回れるかといえばそうではなく、交差点は人がいっぱいになった段階で入場が制限された。
交差点への入口となる道にはフェンスと警察がスタンバイしており、迂回をアナウンスしていたもののたびたび警官や機動隊員と通行人との間で口論も発生していた。
「歩行者天国」という情報だけが認識されていたのか、多くの人が困惑を隠せない様子だった。筆者としてもここまでの規制は想定しておらず、この段階で交差点への到達は半ば諦めていた。
急坂を登り中心部へ、そして迎えた新年
案内された迂回路である坂を登る人たち
今度は逆に坂を下るかたちになったが、交差点に近づけるかと思ったのもつかの間、歩行者天国ではあるものの、ユニクロ付近から奥へと進むことはできなかった。
スクランブル交差点を目指し、今度は道玄坂を下る
つまり歩道と車道の間にスペース(緊急用)があり、その両者の行き来も禁止されていたが、たびたび柵を乗り越え警察から注意を受ける人も。
交差点の熱狂を大型ビジョン越しに観ながら
日本語、英語入り混じったカウントダウンと歓声
もっとも印象的だったのは、外国人の多さだ。12万人の詳細な内訳はわからないが、道玄坂に限って言えば体感的に半々。#NHK紅白 も #ジャニーズカウントダウン も見ずに渋谷のカウントダウン取材に向かったKAI-YOU編集部員、年越しの瞬間です。
— KAI-YOU (@KAI_YOU_ed) 2018年12月31日
スクランブル交差点には入れず、隣にいた外国人の男性からウイスキー🥃をいただきました。
Happy new year 😇 pic.twitter.com/UtN1bfO0Le
カウントダウンでも日本語・英語に混じって、それ以外の言語もところどころから聴こえてきた。
半分以上空いたウイスキーを勧められたので、すでにできあがっていたのかもしれない。
この方、有名人? ご存知の方がいたら教えていただきたい
ハロウィンに比べて混乱は少なかった?
警察からのアナウンスは終始続いていた
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集まった人によって壊されてしまった花壇の柵
さらに言えば、開催翌日が平日であるハロウィンの限定的かつ刹那的な盛り上がりに比べると、商業イベントとしても整理されつつあるため純粋な意味での盛り上がりには欠けていたようにも思える(一部が暴徒化したハロウィンの盛り上がりを肯定するわけではない)。
ゴミはボランティアの方々が回収
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日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。
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