今展覧会のモチーフは“キャラクターへの暴力”。入場は無料となっている。
相磯桃花の描く“キャラクターへの暴力”
1993年生まれのアーティスト・相磯桃花さんは、萌えアニメに登場するようなアニメ調のキャラクターを題材に絵画作品やアニメーションを制作。可愛さだけでなく、どこか不穏な空気が漂う作風が人気だ。近年は、月刊『美術手帖』2016年8月号のメインビジュアルや、アイドルグループ『バンドじゃないもん!』メンバー・恋汐りんごさんのソロ楽曲のメインビジュアルもつとめるなど、さらに活躍の場を広げている。 今回の「私がした暴力」は相磯桃花さんにとって7回目の個展。
モチーフとなった“キャラクターへの暴力”について、個展のディレクターである中村奈央さんは以下のように語っている。
なお、相磯桃花さんは6月には都内別会場にて“キャラクターからの解放”をモチーフにした個展「解放のアラート(仮)」を開催予定だ。例えば、キャラクターの育成ゲームではゲームのプレイヤー(=私たち)が繰り返す選択によってキャラクターの人格を形成していきプレイヤーの理想や好みなど欲望のままにカスタマイズしていきますが、プレイヤーがキャラクターそのものを決定づけることは、無抵抗なキャラクターに対する無意識からなる暴力であり、ゲームをはじめとする2次元のエンターテイメントのみならず、それらは3次元の現実社会においても同様に、私たちは他者から強制的にキャラクターを決定づけられて、誰もが無意識に自らキャラクターを演じています。
展覧会タイトルにある“私”とは作家自身であると同時に、今展をご覧いただくあなた自身です中村奈央さんコメント
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イベント情報
相磯桃花 個展 「私がした暴力」
- 会期
- 2018年2月23日(金)〜3月4日(日)
- 会場
- TATARABA「ナオナカムラ」
- 開場時間
- 東京都品川区北品川 2-25-17 “naonakamura”at TATARABA
- 14:00-20:00 会期中無休
- 23日(金)18:00- オープニングレセプション
- 入場料
- 無料
- お問い合せ
- nakamuranao19900715@gmail.com
- 080-4347-1887 (展覧会担当:中村奈央)
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