「良かった」「悪かった」「頭おかしい(褒め言葉)」などの評価に混ざって、20年前にアニメを見ていた人なら誰もが共感できるツイートが話題を呼んでいます。
アニメ雑誌の表紙に『カードキャプターさくら』『封神演義』
発端となったツイートでは、アニメ雑誌『アニメージュ』2月号(1月発売)と『アニメディア』1月号(2017年12月発売)の表紙を取り上げながら、2冊を20年前の自分に「次号」として渡しても、何の疑問なく受け取ってしまうだろうとコメントしています。ほんと笑うでしょこれ
— 本幕 (@motomaku) 2018年1月10日
20年前の俺に「これ次号のアニメージュとアニメディアやで」って渡しても何の疑問もなく受け取りそう pic.twitter.com/WIOVmASS3Z
表紙を飾る『カードキャプターさくら』と『覇穹 封神演義』は、ともに1月から放送されたばかりの新作。
それなのに「20年前」と言われるのは、2作ともその頃に最初のTVアニメが放送されているから(正確な放送時期は『カードキャプターさくら』が1998年4月、『仙界伝 封神演義』が1999年7月)。
リプライには当時(20年前頃)と思しき『アニメージュ』の表紙も寄せられており、それを見ると、確かに今の時点で「次号」と言われても納得してしまいそう。
よく見ると『アニメディア』(左)には「新作スクープ! 『封神演義』」、『アニメージュ』(右)には「いま最もアツい男たち」として『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』が特集されています。なにも変わらない。フォロー外からで申し訳ないのですが、20年前の表紙の次号感もすごいです。 pic.twitter.com/7OLU3shDm8
— すこ@ (@mairmin) 2018年1月11日
『涼宮ハルヒの憂鬱』からは「古キョン」がトレンド入り
「どうなってるんだ?」「今は(西暦)何年なんだ!?」と頭が混乱しそうなタイムスリップ案件は、これだけではありません。 アニメ雑誌の表紙が話題になった翌日、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006年)に関連した「古キョン」というワードがトレンド入り。作品の主人公・キョンと、友人・古泉一樹のカップリングを示すこの言葉。こちらもなぜ今になってトレンドに浮上したのか。きっかけになったのは、「大きい腐女子のみんなーッ!!古キョン漫画描いたよーーっ!!(※付き合ってない)」というツイートでした。
作者によると、1月からスタートするアニメ『斉木楠雄のΨ難』に、古泉一樹を演じた声優・小野大輔さんが出演すると知り、古泉のキャラソンを聴いたりニコニコ動画のMADを見ているうちに漫画を描いてしまったそう。大きい腐女子のみんなーッ!!古キョン漫画描いたよーーっ!!
— コモルくん@boothにて新刊通販中 (@usomonkun) 2018年1月11日
(※付き合ってない) pic.twitter.com/BklBtrqDxF
ツイートは大きな反響を呼び、当時を懐かしむ人、トレンド入りの理由を考える人、ただただ困惑する人など、様々な人が「古キョン」をつぶやいたことで、結果的に日本のトレンド1位を記録しました。Qなぜ突然古キョン?
— コモルくん@boothにて新刊通販中 (@usomonkun) 2018年1月11日
A斉木楠雄のΨ難の燃堂の声が小野大輔だと知り驚く→声を確認するため古泉のキャラソンを聞く→まっがーれ↓めっちゃいい曲!→古キョンMADをニコニコで見返す→古キョン漫画描こう(イマココ)
【速報】「古キョン」ついにツイッタートレンドワード国内1位に。世界では14位をマーク。 pic.twitter.com/od1sWtJmTQ
— 涼宮ハルヒの覚書@C93二日目東コ53a (@haruhimemo) 2018年1月12日
『ポプテピピック』の影響? 「エンドレスエイト」もトレンドに
『涼宮ハルヒの憂鬱』からは、その前にもトレンドワードが登場していました。2009年に放送された2期で、ほぼ同じ内容を2カ月にわたって放送した「エンドレスエイト」が、1月15日にトレンド入り。
どうやら、1月から放送中の『ポプテピピック』が、ほぼ同じ内容を放送時間内に繰り返したことが原因の模様。
ポプテピピックで同じ話二回やった事を騒いでる人、ハルヒのエンドレスエイト見たら発狂しそう pic.twitter.com/3e2b7CMZ3Z
— Cube (@Cube_CHUNITHM) 2018年1月8日
エンドレスエイト
— ネクシク@帰省 (@nekusiku) 2018年1月6日
30分ほぼ同じ映像でセリフだけ違う話を視聴率が稼げるはずの夏休み期間8話分丸々使って大荒れした
vs
ポプテピピック
15分の脱法ハーブみたいにキマッたアニメを声優変えて2回流す
第1話放送当初から話題になっていたようですが、「古キョン」の余波なのか、『ポプテピピック』の衝撃の影響なのか、15日にもトレンド入りを果たしました。エンドレスエイトを一話に凝縮したような狂気
— 有都あらゆる🐣 (@arito_arayuru) 2018年1月6日
先ほど「古キョン」の発端となった方も、エンドレスエイトには思い入れがあるようで、すでに漫画を投稿していました。すでに15000回書かれているネタであっても古キョンといえばエンドレスエイトだろ!なんとかして終わらせる夏休み! pic.twitter.com/rt1HmrayKW
— コモルくん@boothにて新刊通販中 (@usomonkun) 2018年1月13日
アニメが放送されるタイミングで、作品のハッシュタグや関連するワードが盛り上がるのは日常ですが、今回取り上げたようなアニメ誌の表紙や過去作のトレンド入りを見ていると、果たして今年は2018年なのか、疑問に感じても不思議ではありません。
とはいえ、1月クールの新作はどれも始まったばかり。展開によっては、比較対象としてさらなる過去作が引っ張り出される可能性も、十分に考えられます。
そんな新手の楽しみ方ができるのも、インターネット全盛の現代ならではなのかもしれません。
1月の新作、お気に入りは決まりました?
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