いよいよアニメ第1話が放送され、声優も豪華でクリエイター陣も豪華なのに、チャレンジングすぎる内容で話題沸騰のアニメ『ポプテピピック』。
「1話で1話の再放送」とか「世紀末アニメ」とか色んな言われ方がされていますが、アニメとして面白いかどうかは置いておいて、間違いなく“『ポプテピピック』のアニメ”でした。
さて、そんな中、さらなるネタが投下されて話題になっています。
それは、『ポプテピピック』作中作として登場し、アニメ1話でも演出的に登場したフェイク漫画『星色ガールドロップ』のアンソロジー発売です。
シュールでブラックなギャグと過剰なパロディー、好き勝手やり放題の作風がネット上で爆発的な支持を集めるも、2015年に連載は打ち切り。「竹書房のビルをぶち壊す」最終回は伝説となりました。
そして、翌2016年、大川ぶくぶ待望の新作として連載が発表されたのが、ラブコメ漫画『星色ガールドロップ』でした。
これまでと全く作風の異なるラブコメ漫画だったためファンは困惑させたものの、やはりこれはフェイクで、『星色ガールドロップ』ヒロインの顔を破って出てきたポプ子が『ポプテピピック』セカンドシーズン開幕を宣言したのでした。 『星色ガールドロップ』は、エイプリルフール企画としてアニメ化も発表され、その後も『ポプテピピック』アニメ第1話でも、やはり漫画と同じくフェイクOPアニメとして使われています。「星色ガールドロップ」PV
で、今日1月11日(木)に発売されたのが、その『星色ガールドロップ』のアンソロジーでした。
「どうせ中身は『ポプテピピック』なんだろ?」とタカを括っていたファンもいたようですが、そうではありませんでした。ガチで、『星色ガールドロップ』のアンソロジー。
『ポプテピピック』の作中作である『星色ガールドロップ』のアンソロジーですが、あくまで“『星色ガールドロップ』という人気漫画が好きな漫画家・イラストレーターが集まったアンソロジー”として徹底させています。
作中作と言えば、漫画『げんしけん』の中で描かれた『くじびきアンバランス』を思い出します。小説、ラジオドラマ、アニメ(OVA)として展開されたわけですが、『星色ガールドロップ』の悪ノリはそれ以上です。
アンソロジーの中で、『星色ガールドロップ』というストーリーも設定もキャラクターも周知のテイで進み、過去のエピソードも度々参照される中、読者だけ置き去りにされてる感じ。こんなベタなメタフィクション、久しぶりに観たぜ…。
それぞれの作品掲載の後には、各作家によるコメントが寄せられているのですが、みんな率直にアンソロ参加を喜んでいます。「アンソロ本のパロディー」としてもよくできてる…。
しかも、豪華どころの騒ぎじゃない参加陣。カバーイラストはぽよよん♡ろっくさん。巻頭のカラーイラストは樋上いたるさんや横槍メンゴさんらが参加しています。
漫画は、平尾アウリさんや藤沢カミヤさんといった漫画家らが寄稿。もちろん「bkub」名義で大川ぶくぶさん本人も。
中には今井哲也さんのお名前まで。『アリスと蔵六』休載して何されてるんですか…。
最後のページも、放送されているとされているアニメ『星色ガールドロップ』の広告ページという凝りよう。読み終えると、自分も『星色ガールドロップ』という名作漫画の愛読者であるかのように錯覚してしまうような気にならなくもない、不思議な読後感です。
今後のアニメ『ポプテピピック』でも、再び『星色ガールドロップ』が登場して1話の悪夢が繰り返されるのでしょうか。もうそっちやれや!
『ポプテピピック』ファン、及び、上記の背景を理解した上でメタアンソロジーとして体験したい方だけ、購入を検討してみてください。
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「1話で1話の再放送」とか「世紀末アニメ」とか色んな言われ方がされていますが、アニメとして面白いかどうかは置いておいて、間違いなく“『ポプテピピック』のアニメ”でした。
さて、そんな中、さらなるネタが投下されて話題になっています。
それは、『ポプテピピック』作中作として登場し、アニメ1話でも演出的に登場したフェイク漫画『星色ガールドロップ』のアンソロジー発売です。
3分でわかる『ポプテピピック』と『星色ガールドロップ』
竹書房の運営するWebコミック配信サイト『まんがライフWIN』で、大川ぶくぶさんが2014年から連載している4コマ漫画『ポプテピピック』。シュールでブラックなギャグと過剰なパロディー、好き勝手やり放題の作風がネット上で爆発的な支持を集めるも、2015年に連載は打ち切り。「竹書房のビルをぶち壊す」最終回は伝説となりました。
そして、翌2016年、大川ぶくぶ待望の新作として連載が発表されたのが、ラブコメ漫画『星色ガールドロップ』でした。
これまでと全く作風の異なるラブコメ漫画だったためファンは困惑させたものの、やはりこれはフェイクで、『星色ガールドロップ』ヒロインの顔を破って出てきたポプ子が『ポプテピピック』セカンドシーズン開幕を宣言したのでした。 『星色ガールドロップ』は、エイプリルフール企画としてアニメ化も発表され、その後も『ポプテピピック』アニメ第1話でも、やはり漫画と同じくフェイクOPアニメとして使われています。
「TVアニメにもなった大人気アイドルラブコメ『星色ガールドロップ』初のコミックアンソロジー」という公式発表を受けて、「なにいってんだこいつ」「竹書房、ついにおかしくなったか。」など、当たり前すぎるツッコミが続々寄せられていました。【告知】TVアニメにもなった大人気アイドルラブコメ『星色ガールドロップ』初のコミックアンソロジーが1月11日発売!豪華作家陣が描く星色ワールドにドロップ&ドロップ! pic.twitter.com/l8KWWgzctR
— まんがライフWIN編集部 (@life_win) 2018年1月6日
「どうせ中身は『ポプテピピック』なんだろ?」とタカを括っていたファンもいたようですが、そうではありませんでした。ガチで、『星色ガールドロップ』のアンソロジー。
読んでもわからない『星色ガールドロップ』アンソロジー
一読しただけですが、筆者が見る限り、本編中で一度も「ポプテピピック」という単語が出てきていません。『ポプテピピック』の作中作である『星色ガールドロップ』のアンソロジーですが、あくまで“『星色ガールドロップ』という人気漫画が好きな漫画家・イラストレーターが集まったアンソロジー”として徹底させています。
作中作と言えば、漫画『げんしけん』の中で描かれた『くじびきアンバランス』を思い出します。小説、ラジオドラマ、アニメ(OVA)として展開されたわけですが、『星色ガールドロップ』の悪ノリはそれ以上です。
アンソロジーの中で、『星色ガールドロップ』というストーリーも設定もキャラクターも周知のテイで進み、過去のエピソードも度々参照される中、読者だけ置き去りにされてる感じ。こんなベタなメタフィクション、久しぶりに観たぜ…。
それぞれの作品掲載の後には、各作家によるコメントが寄せられているのですが、みんな率直にアンソロ参加を喜んでいます。「アンソロ本のパロディー」としてもよくできてる…。
しかも、豪華どころの騒ぎじゃない参加陣。カバーイラストはぽよよん♡ろっくさん。巻頭のカラーイラストは樋上いたるさんや横槍メンゴさんらが参加しています。
漫画は、平尾アウリさんや藤沢カミヤさんといった漫画家らが寄稿。もちろん「bkub」名義で大川ぶくぶさん本人も。
中には今井哲也さんのお名前まで。『アリスと蔵六』休載して何されてるんですか…。
『マンガで分かる!Fate/Grand Order』で人気を博し、狂気じみたぐだ子を生み出した張本人であるリヨさんも参戦。アンソロ参加発表を聞いたファンは「狂気×狂気」などと評していましたが、アンソロに寄稿している漫画もぶっ飛んでます。ぼくも献本いただいて読んだんですけど本当に参加者が豪華なうえみんな星色ガールドロップの大ファンだという熱量が伝わってくる、とても面白い星色ガールドロップのアンソロジーになっています、マジでどうかしているのでぜひ読んでほしい
— 今井哲也 (@imaitetsuya) 2018年1月11日
最後のページも、放送されているとされているアニメ『星色ガールドロップ』の広告ページという凝りよう。読み終えると、自分も『星色ガールドロップ』という名作漫画の愛読者であるかのように錯覚してしまうような気にならなくもない、不思議な読後感です。
今後のアニメ『ポプテピピック』でも、再び『星色ガールドロップ』が登場して1話の悪夢が繰り返されるのでしょうか。もうそっちやれや!
『ポプテピピック』ファン、及び、上記の背景を理解した上でメタアンソロジーとして体験したい方だけ、購入を検討してみてください。
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そーゆーことね完全に理解した
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3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:2110)
面白い
匿名ハッコウくん(ID:1679)
10秒位でも面白そうだと思っていたから、ポプテのついでに流すんじゃなくて、本気でちゃんと、物語つくって欲しいです。
匿名ハッコウくん(ID:1606)
このサイトくっそ重てぇ......