この超難易度な謎が解けるか!? 謎解きファンも『Magic』ファンも楽しめるイベントに参加!

世界に1枚しかない超絶レアカードとご対面!

こうして順調に謎解きを進めていくと、「モダン」の最終局面では、会場内にある小部屋「七福神の部屋」へとたどり着きます。先ほど解いた合言葉「ヒノタマ」を言うことで入室を許された「七福神の部屋」。

実は、この部屋には世界に1枚しかない『Magic』のカード『七福神ドラゴン』が飾られているのです。しかし、いざ入室出来たからといってそう簡単にその御姿を拝めるわけでなく…部屋に入ってからもまだまだ謎解きは続きます。 ところが、これまでの謎解きですでに脳細胞が“再活性”している筆者とヒョウリ氏。ヒントを元に問題用紙に隠された答えを見逃さすことなく、無事正解を導き出すことができました。

そのご褒美として待っていたのは、「もっとも希少なトレーディングカード」としてギネスに認定されたカード『七福神ドラゴン』。その神々しい姿に、思わず手を合わせたくなってくる。ありがたやありがたや。「七福神」という名前を冠しているわけで、これでドロー運が上がったらいいなぁ…と思う筆者であった。 こうして、見事「モダン」までの謎をすべてクリアした筆者たち。そのご褒美として、「リミテッド」と同じく絵柄違いの「猫」トークンカードをもらうことができました。どれだけ『威厳あるカラカル』(このカードは「猫」トークンを2枚使う)推しなのでしょうか…。

「スタンダード」&「モダン」クリアまでの所要時間は、大体1時間強。27日朝に現地入りして、現在の時刻は13時前。謎解きゲームも残すところ、「レガシー」&「ヴィンテージ」だけです。あれ、もしかして意外と早く終ってしまうのでは…?

謎解きゲームで、『Magic』のカードと出会う

ここまでヒョウリさんと共に知恵を絞ってきましたが、ここでヒョウリさんがサイドイベントに出場するために離脱。ここからは筆者一人で謎解きに挑みます。挑戦するのは「レガシー」。こちらも参加費の1000円を支払い、問題を受け取ります。この「レガシー」をクリアすれば、「ヴィンテージ」の謎へと進むことができるようになっています。

「レガシーコース」最初の問題は、10個のクイズを解いて、それぞれに対応した『Magic』に登場するクリーチャー・タイプを答えるというもの。クリーチャー・タイプとは、簡単にいうと「猫」とか「人間」、「工匠」「ウィザード」とか、生物や職業の種類だったりを指します。

問題としてはこんな感じ。

「『あり』にはくっつかず、『なし』にはくっつくけどダメになっちゃう生き物」
「ある→め は はな / ない→て くち みみ =何者?」

いかがですか? 答えは以下の通り。

上から「ヒトデ」「植物」。このように、問題に隠されたクリーチャー・タイプを導き出していきます。

また、「レガシー」からは、謎解きゲームではお馴染みともいえる「過去の問題を参照する問題」が登場します。しれっと「モダン」に出てきた謎が、「レガシー」の謎を解くのに必要となってきたりするわけです。このあたり、謎解きゲームに慣れていないと、つまづいてしまう部分かもしれませんね。

その後も関門となる謎は続きますが、どちらかというとパズル的な要素と『Magic』にまつわる知識がかなり要求されます。素直に自分の持っている知識だけで挑戦をした場合、相当な時間を要する問題に仕上がっており、かなり手応えのある謎だと思います。

ちなみに、筆者の『Magic』歴は小学生時代に半年ほど遊んでから以来、ほとんど情報を仕入れないまま、約2年前発売の「マジック・オリジン」からの復帰勢。なので、『Magic』の知識も基本的には2年前以降のものなので、正直言って自前の知識だけだと全然わかりません…!

というわけで、潔くGoogle先生から『Magic』の知識を得ながら、謎を解き進めていきます。もちろん、「『Magic』の知識に自信がある!」という方はぜひ自力のみでチャレンジしていただきたいところですが、一方で、筆者のような『Magic』復帰勢にとっては、謎解きのためにカードを調べていくにつれて、「こんな面白いカードがあるのか!」と驚くことも。

こういった自分の知らなかったカードと出会えることも、『Magic』の謎解きゲームならではの面白いところと言えるかもしれません(なにせ『Magic』のカードプールは1万を超えると言われているので…)。

最高難易度の謎は、やっぱり『Magic』!?

Google先生の助力もあって、無事に「レガシー」をクリアした筆者。いよいよ最後の「ヴィンテージ」に挑戦です。

「レガシー」クリア時に判明した合言葉を受付スタッフに伝えると、これまたとある小部屋へ誘導されます。その中では、「ヴィンテージ」の謎として、「力比べの試練 〜謎解き編〜」「力比べの試練 〜マジック編〜」が筆者を待ち構えていたのでした。 「謎解き編」はこれまで同様、いわゆる謎解きゲーム。パズル的な要素はあまりなく、これまで入手した問題用紙の中に隠された情報や閃きを駆使して、伏せられた25枚のカードから正しいカードだけをめくるというもの。 一方の「マジック編」では、実際の『Magic』のシチュエーションが提示され、限られた手数で勝利せよ…という、完全に詰め将棋的な問題となっています。

この2つの謎、どちらかが解けさえすれば、見事「ヴィンテージ」をクリア! 『神の戸を開く五つの試練』を完全に攻略したということとなります。

最後ということで、いざ「マジック編」に挑戦! してみたものの…1〜2時間考えても全然わかりません…!! なんとな〜く、「この方法なら、クリアできるのでは?」と思っても、あちらを立てればこちらが立たず。それはもう、うまいこと、こちらが考えるであろう解決策を封じ込められている気分。

ダメ元で挑戦してみると、「惜しい!」と言われるところまではたどり着けるものの、そこから先は“行き詰まりの罠”(なお、チャレンジ自体は何回でも可能)。

どうにも埒が明かないので、「マジック編」はさておき、「謎解き編」に取り掛かることに。確かに難しい謎ではあるのですが、これまでくぐり抜けた試練をじっくり振り返っていくと、ただの装飾や記号だと思っていたものが意味を帯び始めてきます。謎解きゲームに必要なのは、いつだって“新たな視点”なのです。

というわけで、「謎解き編」は意外とすらすらと解けた筆者。答え合わせということで、伏せられたカードをめくっていくと現れたのは… 『Magic』ファンにはお馴染みの「パワー9」と呼ばれるカード群が現れました。簡単に説明すると、『Magic』初期につくられたバランスぶっ壊れのめっちゃ強いカード9枚、です。見事、「パワー9」を暴いた筆者。これにて完全にクリア! ということで、賞品として特製のライフカウンターをもらうことができました。

さて、謎解きゲーム『神の戸を開く五つの試練』のクリアまでに費やした時間は、およそ4〜5時間程度。何よりも謎のクオリティも高く、純粋に謎解きゲームとして楽しめる時間となっていました。

『Magic』を始めたばかりで、本格的なイベントに行っても「どうせ勝てないし…」と考えている人がいるかもしれません。しかし、『Magic』のグランプリイベントとは、こうしたサイドイベントも充実しており、まさに誰もが楽しめる『Magic』の祝祭となっているのです。

なにより、『Magic』を始めとしたTCGプレーヤーと頭を使ったゲームの親和性は抜群! 『Magic』ファンやTCGプレイヤー、あるいは謎解きゲームファンの方も楽しめること間違いなしなので、もし今後、グランプリイベントを訪れる機会があれば、ぜひ謎解きゲームに参加してみることをオススメしておきます!!

…なお、筆者が最後まで解けなかった「マジック編」の問題は公式の記事でも紹介されています。『Magic』プレイヤーの方はぜひ挑戦してみてください。

特集「人生を変えるカードゲームの魔力」

KAI-YOU.netが送る特集第一弾「人生を変えるカードゲームの魔力」では、様々な切り口から記事を更新予定です。

特集の記事の一覧は特設ページから。続々更新していきますので、ご期待下さい。
1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。