2014年、中学2年生の13歳ながらノーナ・リーヴスの西寺郷太プロデュースによるシングル『恋のサンクチュアリ!』でメジャーデビューを果たした彼女。
2015年にはテレビ番組「関ジャニの仕分け∞ 」の企画「歌うまキッズVSプロの歌手!カラオケ得点対決!」に出演し、その高い歌唱力が注目を集めた。
さらに近年では、『Popteen』『HR』に毎号掲載されているほか、『GINZA』『ZIPPER』といったファッション誌にも登場するなど、女子中高生のファッションアイコンとしても知られている。
今回は、そんな吉田凜音ちゃんがはじめてのDTM(デスクトップミュージック)に挑戦! 3月15日(水)にリリースされるEP『裏原ンウェイ.ep』の表題曲を凜音ちゃんが自分でリミックス!
JKアイドルの彼女が、自身の楽曲をリアルタイムにリミックスしていく過程を追う。
取材・文:須賀原みち 撮影:nanami 編集:ふじきりょうすけショートカットできます
1. 完成したリミックス曲を聴きたい方はここをクリック
吉田凜音は完全無欠の美少女なのか!?
この才能を業界が黙ってみているわけもなく、このたび、吉田凜音ちゃんのラッププロジェクト「RINNE HIP」が始動することとなった。
前述した西寺郷太や今作で総合プロデュースをつとめたFragmentなど、百戦錬磨のアーティストを魅了。彼女の才能について、FragmentのKussy氏は「ほかのアーティストとは、染み付いてるリズム感が違う」と太鼓判を押す。
先述の通り、モデル業も華麗にこなすだけでなく、2015年には映画『女子の事件は、大抵トイレで起こるのだ。』への出演。さらには、西寺郷太や□□□の村田シゲも参加するバンド「MAGI(C)PEPA」でボーカル/ギターを務めるなど、マルチな活躍を見せている。※MAGI(C)PEPAの(C)はマルシー表記
果たして、そんな凜音ちゃんに欠点はないのか?
こんな完全無欠の美少女が存在していいのだろうか?
そんな折、RINNE HIPの1st EP『裏原ンウェイ.ep』リリースに合わせて、一般公募によるリミックス企画が開始されることとなった。
この企画は、EPの収録曲「裏原ンウェイ」を視聴者が自由にリミックスし、それを応募できるという内容。いわゆるDTMを、凜音ちゃんの楽曲で楽しもうというものだ。
そんなわけで、今回のリミックス企画に先立ち、凜音ちゃん自身にセルフリミックスをやってもらおう!
果たして、DTM初心者の凜音ちゃんはセルフリミックス楽曲をつくることができるのか? FragmentのKussy氏とdeii氏、大手電子楽器メーカー・Rolandの石井宏平氏の指導の下、凜音ちゃんがDTMに初挑戦する!!
凜音ちゃん、DTM初体験!
今回、凜音ちゃんにはこのスペースで『裏原ンウェイ』のセルフリミックスに挑戦してもらう。まず、リミックスをはじめる前の意気込みについて、話を聞くと……?
吉田凜音 リミックスとかをするのが好きな友達がいて、見ていて格好良いと思ってました。だから、私もやってみたいなっていう思いはあって。多分うまくできないと思うけど、楽しみ。どうなるか全然わからないから、とにかくやってみるしかないですね。
すると、早速DTM卓に向かう凜音ちゃん。Roland・石井氏やKussy氏にやり方を教わりつつ、まずはシンセサイザーでビートをつくっていく。
いきなりの難題に、凜音ちゃんは「いえっ!?」と驚きを見せる。
元となるドラムループにキックやスネアを打ち込むことからはじめていくが、ずらりと並ぶ機材に面を食らったのか、凜音ちゃんは卓の前で少し戸惑っているようにも見えた。
順番に機材の説明をうける凜音ちゃん
……と思っていたのもつかの間、10分もすればキックの音色をイジりながら、納得のいくビートを探して、ボタンをポチポチと押していく凜音ちゃん。
周りの助言を借りつつも、キックやスネアを入れて徐々にビートを形づくっていく。
わけもわからず、かなり多めにクラップ音を入れてしまった際には、思わず「ふふっ」とはにかむ姿も。
この笑顔である
ドラムが固まったら、次はベースマシンをイジっていく作業へと移る。
少しづつ、ミックス作業がさまになっていく凜音ちゃん
音のでき上がりに比例するように、「BOREDOMS感、出てきた(笑)!」と、往年のサイケバンドを挙げるほど、kussyのテンションも上がっていく。
このあたりから、凜音ちゃんも徐々にノッて来たようで、ベースマシンをひたすらイジりまくったかと思えば、ミキサーを使っての“ドラムの抜き差し”にも挑戦。リズムを組み立てていき、より完成度の高い楽曲に仕上げるアレンジを凝らしていく。
すでに貫禄すらただよう
でき上がっていく音を聞くと、あれ…なんだかとっても格好良いんですが!?
Kussy氏は「ヤバイ! ビョークのリミックスとか、Arcaみたいになってるよ!」と、例えるアーティストがグローバルに発展していくほど、終始興奮しっぱなしである。
その様子は、以下の映像で見ていただこう!
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