波動拳が撃てる超未来スポーツ「HADO」世界大会に優勝狙いで参戦してきた話

波動拳が撃てる超未来スポーツ「HADO」世界大会に優勝狙いで参戦してきた話
波動拳が撃てる超未来スポーツ「HADO」世界大会に優勝狙いで参戦してきた話

「HADO」世界大会に参戦したKAI-YOU女子チーム

男の子でも女の子でも、小さい頃、「あの必殺技を出したい」「あの魔法を使いたい」って一度は思ったことありませんか? ありますよね?! ねっ!?

ということで、「波動拳を撃ちたい」という少年心から開発されたというテクノスポーツ「HADO」を体験してきました!=͟͟͞͞⊂(⊂ 'ω')

体験だ!!わーい!!と思ったのも束の間、よく話を聞いたら世界大会の決勝トーナメントにメディア枠で参戦させていただくという、光栄すぎて気後れしてしまう展開に…。

こんな光栄な体験をさせてもらったのは、KAI-YOU女子チーム。

メンバーは、KAI-YOUのプランナー/広報女子の筆者・かよちゃんと、元宝塚歌劇団から、以前KAI-YOUでも取材させてもらったことがある、花奈澪(なみお)さんと汐月しゅうさんという謎の豪華メンバーに参戦してもらいました!

左からなみおさん、しゅうさん、かよちゃん

しかも、なんと賞金総額100万円! 1位のチームには50万円! もし優勝すれば、3人で山わけ…! 一人約16万円…! 家の洗濯機買おう!!!!

そんな下心も胸いっぱいに詰めて世界大会「HADO WORLD CUP 2016」が、ついに幕を開けました。

チーム・KAI-YOU女子のメンバー紹介

元宝塚歌劇団・星組の男役。某ミュージカルではイケメンすぎる美少女戦士をつとめて話題に。スポーツ経歴は、「中学で、息継ぎすると沈むので息継ぎしないで25メートル泳ぎきりました」という、運動神経がいいのか悪いのかわからない謎の立ち位置

元宝塚歌劇団・花組の娘役。愛称は「なみお」。退団後は舞台をメインにTV、ラジオ、MCなどマルチに活動中。中1でテニス部に入るも即挫折、中2でソフトボール部に入ってみるも即挫折。足は50m10秒だったのが、宝塚に入団して8秒に縮んだとか(宝塚すげぇ…!)。

KAI-YOUのプランナー。主な仕事は広報と営業。得意技は自撮り。KAI-YOUを世の中に広めるために都内各所に出没中。趣味はイケメンとBLとお酒。中学時代に様々な部活を体験するも、身体能力により全て断念。以来スポーツ知識は、スポ根アニメで習得している。ハイキュー最高!

そもそも「HADO」って何?

簡単に説明すると、「HADO」は、いわゆる“AR(拡張現実)技術”を使って、実際にこの手から「エナジーボール」が打てる!というテクノスポーツなんだそう。

そのエナジーボールを打ったりガードしたりしながら、お互いにヒットさせた数に応じて得点を競います。

※厳密には「HADO」には対人戦以外のモードもあるのですが、今回の世界大会では3対3のチーム戦・1対1の個人戦が行われました

では、エナジーボールの打ち方は? それは簡単。手を前に突き出すとエナジーボールが、手を下から上へ振り上げるとバリアが出ます。 まだ競技人口もそれほど多くないのですが、ナンジャタウンのイベントで使用されたり、長崎のハウステンボスに常設アトラクションとして設置されていたりします! 最新型のスポーツに挑戦できるなんて楽しみ!!

今回は「HADO」史上初の世界大会。決勝リーグは、予選リーグ21組から勝ち上がった8組と敗者復活枠として1組、そしてかよちゃんたちを含めた特別招待の3組という計12組で争われます。

優勝するなら初回の大会が狙い目だ!」という気持ちがなかったと言うとウソになります。

「HADO」実体験! 波動拳撃てたよ!

11月26日、世界大会が行われたのは、東京・蒲田にある日本工学院専門学校 蒲田校。

しかも、会場は地下4階にあるという「片柳アリーナ」ということで、地下闘技場で繰り広げられる激闘の予感に、女子3人も燃えてきました!

地下闘技場と呼ぶにピッタリな広い会場

かよちゃん、めちゃくちゃ運動音痴なんでお二人を頼りにしてます!(ぶっちゃけ、元宝塚女子2人もいるし身体能力は最強クラスだな! 優勝しか見えない!)

期待されてるかもしれないけど、わたし「体育3」ですからね…せめて派手な負け方をしてやる!

まーたまたしゅうさん! 大丈夫です、ガチで勝ちに行きましょう!!

なんだかんだで「絶対優勝するぞ!(50万円もらうぞ!)」とかたく誓い合った3人(特にかよちゃん)でしたが…

あれ、なんでだろう、パジャマでコンビニにきた女子にしか見えないな?

着替えを終えた結果、3人から共通して漂う「寝起き感」。チーム名は「いま起きた」にしました。運動できなそう…。

そして、ついにHADOを初体験! 事前にプレイ動画を見ながらイメージトレーニングを重ねた3人でしたが、やはりやってみると全然違いました!

まず、独自開発のアプリを起動させたスマホと組み合わせたヘッドギアをかぶり、利き腕にアームセンサーを取り付けます。 写真だと謎のゴーグルをつけて虚空に向かって腕を振っているシュールな絵ですが、画面の中では、腕の振りにあわせてエナジーボールが飛び交っているのです。

真面目にやってます

「めっちゃ楽しい!」「波動拳撃ててる!!」とテンション上がりまくり。

そして、KAI-YOUと同じく本日のHADO世界大会の招待チーム同士で、練習試合をすることに。

KAI-YOU以外の招待チーム。左が「バンドじゃないもん!」、右が「サバゲータレント」チーム

まず、初戦は「サバゲータレント」チーム。グラビアアイドルとして活動する鈴木咲さんと鈴木ふみ奈さん、女優の江守沙矢さんという攻撃力高めの3人。

「サバゲータレント」チームも今日がHADO初体験ということで、お互い探り探りの中でヌルッと始まって、「あっ!」「これ当たってんの!?」「ヤバいヤバいヤバい」「全然避けれね〜〜〜」とか奇声や怒号(?)が飛び交っているうちに、1試合80秒が経過して終了。 正直なんだかよくわからないうちに終わってしまってしまいましたが、結果はなんと、「チーム・いま起きた」の勝利!

はっきり口にはしないまでも「これ、まじでいけるんじゃね?」と思った時期もありました。次の練習相手は「バンドじゃないもん!」チーム。

生「バンドじゃないもん!」可愛かった!

彼女たちの、歌って踊る現役アイドルたちの若さと身体能力の前にあっけなく敗退…。

なんとなく予想はしてたけど、これ、めっちゃ体力使うね

練習の時点で汗ハンパないっす

自分たちで打ってるエナジーボールと相手に打たれてるエナジーボールが飛び交ってて、画面が埋まるくらいの臨場感がヤバい

本番はこれからだから!

招待チームは決勝リーグから参戦させていただくので、なんと、全部で4回勝利すれば優勝賞金50万円を手に入れることができるのです。

本気で優勝を目指すため、練習の結果について話し合いながら、みんなで作戦を立てていきました。

50万円を目指して本気の作戦会議

これでも真剣に会議してます

まずは、HADOというゲームの特長をまとめました。

【HADOのルール】
・3vs3の80秒1本勝負
・チームメンバーは最大5人、試合ごとに交代可能
・1人4ポイントのライフを持っている
・ポイントは加点式、ヒットさせたライフの総計で競う
・ライフを4ポイント失ったら「アウト」、一定時間何もできない
・相手のエナジーボールが自分の前にあるライフゲージに当たったら「ヒット」
・ヒットを防ぐには「避ける」か「バリアで防ぐ」か「エナジーボールで相殺する」
・バリアは1試合につき1人3回まで
・バリアは出した場所に固定で発生、エナジーボールが3回ヒットすると消える
・ラスト20秒は「ブーストタイム」としてエナジーボールを撃てる間隔が短くなる
・見ている視線の先に照準が出る ※あくまで今回の「HADO WORLD CUP」時点でのルール

その上で、かよちゃんたち、チーム「いま起きた」が立てた主な作戦は3つ。

エナジーボールを打つ動作は最小限に!

他の人たちの動きを見ていてもわかるのですが、わざわざ手を思いっきり突き出さなくても、小さい動きでも手を突き出せばエナジーボールは撃てます。

つまり、一番効率がいいのは、高速で手裏剣を放つ動作なんです!

もう一つのポイントは、エナジーボールは、手を突き出した方向ではなく、ヘッドギアをつけて見ている方向、つまり目線の方向に飛ぶようになっています。

そのため、頭部をなるべく動かさず狙いを定め、手を素早く前後に。これが基本になります。

さらに、「いま起きた」では、攻撃対象を一人に絞って集中攻撃しようと決めました。

バリアは連携する!

1人3回までのバリア。

これは、敵のエナジーボールだろうと味方のエナジーボールだろうと弾いてしまうため、バリアを張った場所から移動しないと自分も攻撃ができません。

逆に上手く連携をとれば、自分が出したバリアで味方を守ることも可能です。

バリアを張る時には声を出して、ピンチの時は味方のバリアに逃げ込みながら攻撃しようという作戦を立てました。

相手のエナジーボールをどう防ぐか…?

これが、一番の難題です。

「避ければいいじゃん」と思うかもしれません。

確かに画面で見ているとそんなにエナジーボールは早くないのですが、味方のエナジーボールもバンバン飛び交っているので、ステージで四方八方から飛んでくるエナジーボールは目視して避けられるレベルじゃない!

かつ、ヒットしたらダメなエリアがそこそこ広いので、避けたつもりでも意外とヒットしてしまいます。

練習の際、「横の動きだけではなく縦の動きを使って、しゃがんで避けるのも重要です」というアドバイスもありました。

チーム「いま起きた」の導き出した結論は、「とにかく動き回る!」これに尽きます。 布陣については、練習では縦に並ぶ陣形も試したのですが前の人がフルボッコにされたので、本番では横並びでいくことにしました。



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