ロシア出身の作家であるウラジーミル・ナボコフさんが採集した蝶のデッサンをまとめた画集『Fine Lines: Vladimir Nabokov’s Scientific Art』が、アメリカ・イェール大学出版局より刊行されている。
本書には、ナボコフさんが描き貯めた150以上の蝶のデッサンや、専門家によるエッセイなどを収録。Amazon.co.jpより、日本国内でも購入可能となっている。
文学者であると同時に、蝶類の研究者としても知られており、彼が採集した蝶の標本は、ハーバード大学やアメリカ自然史博物館、ロシアのナボコフ博物館などに所蔵されている。 ナボコフさんは、とりわけ東アジアの「ブルー(ヒメシジミ亜科)」と呼ばれる蝶に造詣が深く、ブルーの進化の多様性について研究する中で、さまざまな蝶の構造を精緻に描いた数々のデッサンを遺してきた。
その多くは、長い間日の目を見ることがなかったものの、現在では進化学における重要な資料として評価されている。 『Fine Lines』は、そんなナボコフさんの美麗なデッサンや、彼の文学や研究に魅了された専門家たちによるエッセイを総計300ページ以上にわたって収録。蝶の愛好家はもちろん、ナボコフさんのファンにとっても必携の1冊となっている。
※画像はすべてThe Guardian(Vladimir Nabokov's butterfly art – in pictures)より引用
本書には、ナボコフさんが描き貯めた150以上の蝶のデッサンや、専門家によるエッセイなどを収録。Amazon.co.jpより、日本国内でも購入可能となっている。
ウラジーミル・ナボコフの遺した蝶の美麗なデッサン
ウラジーミル・ナボコフさんは、「ロリータ・コンプレックス(ロリコン)」の由来にもなった小説『ロリータ』をはじめ、数々の世界的/実験的名作を生み出してきた、ロシア生まれの作家(亡命によりアメリカで活動を続けた)。文学者であると同時に、蝶類の研究者としても知られており、彼が採集した蝶の標本は、ハーバード大学やアメリカ自然史博物館、ロシアのナボコフ博物館などに所蔵されている。 ナボコフさんは、とりわけ東アジアの「ブルー(ヒメシジミ亜科)」と呼ばれる蝶に造詣が深く、ブルーの進化の多様性について研究する中で、さまざまな蝶の構造を精緻に描いた数々のデッサンを遺してきた。
その多くは、長い間日の目を見ることがなかったものの、現在では進化学における重要な資料として評価されている。 『Fine Lines』は、そんなナボコフさんの美麗なデッサンや、彼の文学や研究に魅了された専門家たちによるエッセイを総計300ページ以上にわたって収録。蝶の愛好家はもちろん、ナボコフさんのファンにとっても必携の1冊となっている。
※画像はすべてThe Guardian(Vladimir Nabokov's butterfly art – in pictures)より引用
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